短編(痕、TH) 投稿者: WILYOU
1,離れていても心は一つ

「貴之〜!」
薄暗い部屋の中に私服姿の男の声が響きわたった。天すらも貫き通すような
悲痛な叫びだ。しかしそれを知るものは誰もいない。
一人で話し、一人で嘆き、一人で時折叫んだり、そして落ち込んだり、
慰めてくれる人も、そして彼の苦しみを理解してくれる人もなく本当に彼は
孤独だった。

「耕一さん、どうしたんです?」
今年の夏、親父が死んだという話を年上の従姉妹から聞いて、俺はこの地へと
足を運び、今、その目的地柏木家へとタクシーに乗って向かっているといった
そんなとき、その年上の従姉妹、千鶴さんが横から声を掛けてきたのだ。
「え、なんですか?」
「涙、出てますよ・・・」
「え?」
俺は慌てて目の周りに手をやると、そこは確かに濡れていた。
「え、えっ」
俺は慌てた。自分ではまったく実感が無かったからだ。しかし、涙が頬を伝う
感覚は確かな物で、俺は手の甲でそれを拭う。
「おじさまのことですか・・・?」
「いえ、なんでもないんです。心配しないで下さい」
いったいなんなんだろう?悲しいとも痛いとも思っていないのにどうして涙が・・・
俺はしばらく考えていたが、気にしないことにして前を向いた。その角を曲が
れば、ちょうど柏木家が見えるはずだ。
そして、柏木家が俺の視界に入る。子供の頃に見たでっかいお屋敷。そのイメ
ージはお聞くなった今でもまったくかわらない。見ると、門の前で初音ちゃんが手を振っている。
俺は軽くそれに答えるとまた柏木家を見て感慨にふける。
そしてそのとき、自分の心のどこかが痛むのに俺は気がついた。
しかし今度は、不思議がりながらも俺は素直にそれを受け入れ、またもひとすじの涙を流す。
本当に自然に。


そして、その5日後、

柏木家のある部屋で、
「千鶴さん・・」
「耕一さん」
二人の唇はそっと重なり、俺は言い様のないかんどうを覚えていた。
二人の思いが一致する瞬間、それはなんとすばらしい一瞬なのだろうか。
俺はなんとなく泣きたい感覚を覚えていた。


その時、名も無き映画館で、

「どうした柳川、ポルノ見て急に涙流したりして・・」
「いぇ、長瀬刑事・・・なんでもないんです・・・・」
______________________________
2,セリオの搭載システム
マルチ「えっと、こちらがセリオさんです」
セリオ「はじめまして」
主人公「おぅ、よろしくな」
マルチ「すごいんですよ、セリオさんは、なんでも人工衛星から・・
・サテライト・・・(長いので割愛)なんです」
主人公「そんなことができるのか・・・」
セリオ「やってみましょうか?」
主人公「できれば」
セリオ「では・・・」

バッ

セリオの背中に、突然6枚の黄金色の羽が生える。
主人公「うぉっ!」
マルチ「うわぁ〜綺麗です」
セリオ「照準用レーザー、進路狂い無し」
主人公「まさにハイテクだ・・・」
マルチ「あんなふぅになりたいです・・」
そして、上にまんまるの形で浮かんでいた月から青色のレーザーが、セリオの
胸元のペンダントに吸い込まれる。
主人公「おぉ〜」
セリオ「5」
マルチ「すごいです」
セリオ「4」
主人公「やるな・・七瀬ブラザー図の一人・・」
セリオ「3」
マルチ「どうしたんですか?セリオさん・・」
セリオ「2」
主人公「なんとく・・根拠のない不安が・・」
セリオ「1」
マルチ「だ、大丈夫ですよ。たぶん・・・」
セリオ「0」
・・・・・・・・・・・・・・・
主人公「あれ?なんにも起きないな?」
マルチ「おかしいですね・・どうしたんですか?セリオさん」
セリオ(にっこり)「フェイントです」


ドッカ〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!(水蒸気爆発)


その日、日本の国土の1/1000が焦土と化した。

*サテライトキャノンです。
______________________________
3,毒物マニュアル

・ベニテングダケ
強い毒性・・・・〜でたいてい死に至る。

・・・・・・・・・・・・

・サ*ン
毒ガス、管理には注意が必要。

・・・・・・・・・

・千鶴さん手料理
・まずいとき
エルクゥなら腹痛、頭痛、神経痛を訴える。
・いけてないとき
かなり危険。国歌レベルでの管理が必要。
☆美味しいとき
「それは世界の終わり」
*ちなみに人間ならみな一口で致死量。   


千鶴「梓!何図書館の本に付け足してるのよ!」

__________________________
4,ロープレ痕(勇者千鶴)の、言ってはいけないセリフ

魔王の城の最深部で、
魔王「なにぃ、勇者だと・・この偽善者め!!!」
・
(頭の中でセリフの最後の部分をエコー中・・)

・
・
魔王は形ものこさず、原子レベルで消滅した。

_________________________
4,3 いってはいけないセリフ2

凱旋して、ここは王の間
王「よくぞ魔王を倒してくれた!まさにお前は救世主。
そなたに「勇者」の称号を与えようぞ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

勇者は先の魔王との戦闘で「勇者」の言葉が嫌いになっていた。

ローランド王国は一夜のうちに灰と化した。
_________________________
4,7いってはいけないセリフ3

旅の途中・・
潰れたスライム2体「ふみゅ〜」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
千鶴、初音、楓「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!」

ドガベキグシャベコヘゴヘゴッ、ボフッボフッボフッ!!!

スライムをシンクロ率4000パーセントで倒した!

彼女らは小さな二つの膨らみが嫌いだったのだ・・
_________________________
あほなのを書いてしまった・・・・・・・(^^;
>DMaster J さん
いーです。なかでも、あの初音ちゃんが(笑)
文末に付いてるパーセントも好きです。
>マイクDさん
主人公の心の中の書き方がいいです。
おもしろいです。なにより「はるか」がいいです。
続きが気になるところです。