「……十万ヒットだって……凄いよね……」 神岸あかりは、感慨深げに隣に座る浩之へと話しかけた。 「十万か…… 早いよな……」 藤田浩之は遠い目をしたまま映画館のシートに深く腰掛けている。 そう、ここは映画館。 そこには、かつてSSに登場していただいた全てのリーフキャラクター達が勢揃いしていた。 ToHeart組の前の席には、これから行われる試写会に備えポップコーンを頬張っている柏木家御一行も到着している。 「ねえお兄ちゃん、今日は一体なんの映画なの?」 初音が隣に座る耕一に話しかける。ちなみに、“誰が耕一の横に座るか”で一時柏木家は荒れに荒れ、 半壊した隆山の家は現在修理中な事をここに追記しておく。 「ああ、なんでもいままでここで発表されたものの総集編だってさ」 「なんだ……新作じゃないのか……」 初音の更に横に座っていた梓が残念そうにつぶやく。 「……なんでも、“こんなに早く十万に達するとは思わなかった”と、タカをくくっていたそうです……」 楓が20袋めのポップコーンを空にして言う。 「……馬鹿なのね、彼……」 全身傷だらけの千鶴さんがホウ……とため息を付く。 彼女は席取り合戦の時、真っ先に集中攻撃を受け、早々にダウンしたのだった。 ビ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ! 「あ、始まりますー」 マルチが言うと同時に、映画館は暗くなり、スクリーンをおおっていたカーテンが徐々に開いていった。 [AXIZ WORKS] ちゃらちゃちゃ〜 ちゃ〜らちゃらちゃちゃ〜〜♪ ちゃ〜ら〜〜♪[逆襲のシャアサントラ AXISより] “ん? なんだ? ……V…………2…………?” “ビクトリーツーだそうです” “………………………………………………………………びくとりー?” “はい。今日から私は、V2マルチなんです” 「お、懐かしいなマルチ。これはデビュー作【天使の輪の上で】だぞ」 「懐かしいですー ちょうどこの頃アクシズさんがVガンダムにはまり始めたころだったんですよねー♪」 「……私、真っ二つ…… ひどい……えぐえぐ……」 「…………(黙って理緒にハンカチを差し出す)」 “……………………υ(ニュー)マルチか……” “はいっ! そうですっ! どうして分かったんですか!?” “(……そう言えばこの間Fの完結編が出たばっかだっけ……)” 「続いて【ビヨンザタイム】か、いや懐かしいね」 「【天使の輪の上で】を補完するためにすかさず投入された作品だね、浩之ちゃん」 「この二本で、アクシズに対するイメージが決まったと言ってもいいね、浩之」 「……うっ、うう……アクシズさんは私のこと嫌いなんだわ…… えぐえぐ……」 「…………(黙って二枚目を理緒に差し出す)」 “むうッ! エクストリーム不敗、マスター綾香ァッ!! 生きていたのかあッ!!” “フハハハハ馬鹿があッ! この私があんな事で死ぬと思っていたかあッ!!” 「あ、【機動武闘伝Gマルチ】ですー」 「……なんで私があんな変態おさげジジイの役をやらなくちゃいけないのよ…… ぶつぶつ」 「え、でも結構お似合いでしたよ、綾香さん♪」 「………………………………(ぴくぴく)」 「……………………あ、あの……綾香さん?」 「………………ふうん、この口がそう言うのかしらこの口が……(葵の口を両手で思い切り引っ張る)」 「ひゅ! ひゅみみゃへんはやきゃしゃん〜〜!!(T^T) (訳:す、すみません綾香さん〜〜)」 “し、師匠……” “私をまた、師匠と読んでくれるの……” “俺は今の今になって、初めて綾香の悲しみを知った。メインシナリオからはずれ、HCGだけを発表された、 綾香の悲しみに……” “所詮私はただの脇役よ……” 「……うう、このシーンは何度見ても泣けますうぅぅぅー(ぽろぽろ)」 「【Gマルチ2】か…… アクシズはホント東方不敗が好きなんだよなあ……」 「……でも、Gマルチシリーズはもうやらないそうですよ……」 「え? どうしてどしてよ超能力少女?」 「(ち、超能力……(__;))なんでも、あとネタ的に出来るのは最終回ぐらいだけど、あの最終回はネタばれではなく 出来るだけ多くの人に見てもらいたいからだそうです……」 「ふうん…… 確かに物凄い最終回だったもんねえ……アレ」 “でも凄いよ初音。まさかいきなり電影弾を使えるなんて、本当に才能あるよ” “梓! よけいな茶々を入れないの!” “なんだよ千鶴姉、自分がなかなか覚えられなかったから、嫉妬しているんじゃないの?” “……あ、あなたねえ……” 「あ、私たちのデビュー作、【意外と兄上も甘いようで……】ですよ耕一さん」 「……前々から、聞こうと思ってたんだけどさ……」 「なんですか?」 「どうして、千鶴さんたちは流派エクストリーム不敗を使えるの……?」 「(ニヤリング)……それは……」 「……またいずれ分かる話だよ耕一……(クックック)」 「……そうですよ耕一さん(クックック)」 「……楽しみにしててねお兄ちゃん(クックック)」 「…………(こ、恐ひ……)」 “(俺達って、確か宇宙人の子孫だったんでは……?)” “耕一さん。かつて、とある炎の漫画家がこういいました。『それはそれ。これはこれ』」” 「……続いて、【電波の海原】です……」 「……なんか、コサキンネタよりこの『島本語録』の方がヒットしたんだよなあ……」 「ちなみにこの直後、本当に矢追純一スペシャルをテレビでやって相当ビビったそうですよ、アクシズさんは」 「ゆにゆに〜〜♪」 “お帰りお兄ちゃん!” “ただいま初音ちゃん” “あれ? それなに?” “ああ、CDだよ、一緒に聞く?” 「これは、【電波の海原2】だね」 「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!」 「!? ど、どうしたんだ初音ちゃん!?」 「やめてよ〜! 私の心の中に入ってこないでえええええええええええええええ!!」 「ああ、初音の精神汚染が進んでいるわッ!!」 「(えぐえぐ) ……汚されちゃった、私、汚されちゃたよお、お兄ちゃん……(えぐえぐ)」 「(う…… これはこれでなんとなく萌えるセリフだ……)」 「(ギロン)……耕一さん……」 「……心、読まないでよ楓ちゃん……(T^T)」 “♪料理の道に魂込めた、一人の男が(T-T)今日も行く。” 「誰が男じゃああああああああああああああッ!!!」 「まあまあ三四郎」 「そうよ三四郎」 「ですね三四郎」 「そうだね三四郎」 「……あ、あんたらなあ……」 「【あずさ三四郎】はこののち続編は作られず、CM扱いになっていったのよね」 「まあ、三四郎だし」 「そうですね、三四郎だし」 「うん、三四郎だし……」 「……えぐえぐ……(突っ伏して泣いている梓)」 “……でも…………このままじゃ、藤田先輩、死んでしまうんじゃ……” “………………………………” “………………………………” “………………………………” “………………………………” “………………………………” “………………………………” 「お、これはあの衝撃にして笑劇の問題作、【シュラク隊の防壁】やな」 「……本来、この作品はああいう終わり方じゃなかったんだってさ浩之」 「えっ? それがまたなんで?」 「いや…… さすがにみんな死んだままだとやばいってアクシズがビビッたらしいよ……」 「……ひよったんやな…… アクシズの根性無しめ……」 「私の出番、ほとんど無いネ〜〜!!(T^T)」 「……なんでも、すっかり忘れていたそうですよ……」 「どうしてネ!? どういうコトネ琴音!?」 「(ぷっ……) 藤田さん、レミィさんに座布団一枚……」 「な、なんで俺が……」 “いや……聞き間違えかな? ……いまなんか、ジムって聞こえたような……” “はい。今の私はGM以下の性能しか……” “…………” “…………” “……………………いかん、フルバーニアンだ……” 「あ、【星のくず作戦】だよ浩之ちゃん」 「これは本来やるつもりじゃなかったけど、リクエストがあったんだよな」 「……その割に、あんまり0083してないね……」 「……あかり、それは言っちゃいけないのよ……ふっ(遠い目をする志保)」 「ちなみに、『WINNERS FOREVER』のMIDIファイルはその後無事発見できたみたいだよ」 “ふざけんなあああああああ!!” “いやああああああああ!! なにすんのよおおおおう!!” “たかがプール一つ、ガンダムで埋め止めたるわあああああ!!” “ちょっと保科さん、ガンダムって何よガンダムって!!” “『眼下に広がるこの光景は、堕したアンタが、無理してでも責任取れ!』の略、つまり、 あんた自身のことやああガボガボガボ” “ひいいいいい! たあすけてえええガボガボガボガボ” 「お! これはうちが主役にして初の前後編、初のオリキャラ登場の【逆襲の志保】やな!!」 「…………(オリキャラなんて、いましたっけ?)」 「何言ってんのよ姉さん、久音井かず子の事よ」 「……あれ、オリキャラなんですか綾香さん……(^-^;)」 「ちなみにアクシズの一番のお気に入りだそうだよ浩之」 「……雅史が声優ファンだと発覚した記念すべき一本でもあるよな……」 「うん。最近では、関智一がお気に入りなんだ♪」 「俺のこの手が真っ赤に燃えるぅ!!」 「違うよ浩之。通はやっぱりドモンよりトマーシュだね」 「(……解らん……)」 “はは、怖い話だったねぇ楓ちゃん” “そうでしょうか? 設定に無理がありますし、演出もコケ威しにすぎません。子供だましですね” 「これは、【柏木家の怪談】だな」 「あの、オチが解ってもらえるかと心配したあげく、みんなから『読めた読めた』と言われアクシズさんが突っ伏したと いう曰く付きの一本ですね(笑)」 「(ボソリ……)稲川淳二は、いい……」 「ん? 何か言った楓ちゃん?」 「……いえ、別に……(ニヤリング)」 “……ふっふっふっふ” “………………” “……ふっふっふっふ” “………………お前は……” “ふ?” “お前は、島○和彦かあああああぁぁ!!” 「あら? 【外伝 島○のシワザ】ね」 「ほとんど実話の恐るべき話だな……」 「でもヒロ…… なんでアクシズはこんな事知っているのかしら……」 「お前が知らんのに、俺が知ってるわけねーだろお?」 「む、この志保ちゃんともあろうものが…… クッ!!」 “……之さん” “……誰だ? 誰が俺を呼ぶ?” “……浩之さん” “……ネオ生命体? ひろしを守れ……ひろし……望月ひろしか!?” “なにいつまでもボケてんですかー” 「む、これも問題作【帰ってきたさよなら銀河鉄道マルチナイン】やな」 「【帰ってきた】というのがポイントだったんですねー」 「……本当は【さよなら】じゃないんだけど、【帰ってきた】を誤魔化すためあえて入れたんですよね、タイトルに……」 「……こういう姑息なことはすぐ思い付くんやな、あの男……」 “セリオに伝える!! 要求は解った、だがマルチは渡さない、繰り返す、マルチは渡さない” “任務、了解” “お、おい……? 何するんだよ……” “……任務、完了……” “ポチッとな” 「……これは、私の主演作、【エンドレスマルチ】ですね……」 「本当は上空からツインバスターライフルを撃ちまくる話になるはずだったんだってよ、セリオ」 「……? では、どうしてこんな話になったんですか、綾香様?」 「いえ…… なんでも館長さんがセリオのファンなんで、あまり非道い真似は出来ないと……」 「……(ぽっ)」 「(ま…… どちらにしても最後は自爆ネタだったんだけど……)」 “…………(えぐえぐ)” “え? 綾香を助けてあげてって? ……た、助けると言ったって……” “…………(えぐえぐ)” “も、もう綾香は元に戻らない? 向こうへの扉を開いてしまったから? ……そ、そんな……” 「……う、これは思い出すのも腹立たしい、【女達の戦場】……」 「でも綾香さん、ファラさんの訳もお似合いですよ!」 「この口がそう言うのか! この口が!!」 「ひゅ! ひゅみみゃへんはやきゃしゃん〜〜!!(T^T)」 「でも死に方はルペ・シノさんだったね浩之ちゃん」 「……なんでもあの死に方がアクシズ的に大ヒットだったらしい……」 「ところでこれ、本家と図書館と二つのバージョンがあるんだよね。何故だろう?」 「本当は、サウンドノベル風に選択肢を付けるつもりだったらしいネ」 “柏木楓はわずか一ミリ秒で食事を完了する。ではそのプロセスをもう一度見てみよう。” “『……いただきます』” “灼熱の食欲エネルギーが柏木楓の脳神経を直撃する。増幅された食欲エネルギーは、漆塗りされた箸を 伝わり、柏木楓に赤射蒸着されるのだ。” 「で、これが【はい、そこのお嬢さん】と」 「愛の貧乏脱出大作戦ネタですね」 「なんでも、書くのに相当手間取ったらしいよお兄ちゃん」 「でも、その甲斐あってか感想のメールまで多かった記念すべき作品だってさ、これ」 「……西山さんに大ダメージを与えた作品でもありますよね…… 非道いですアクシズさん。私、こんな大食いじゃ ないのに……」 「……楓ちゃん。そのポップコーン、何個め?」 「……まだたったの136個めです。(ぽっ)」 ビ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ! そして映画は終わる。それぞれの思いと共に、照明の輝きだした映画館を出ようとするリーフキャラクターたち。 「……あー、終わった終わった……」 「懐かしいのばかりだったね、お兄ちゃん」 「これからも、シュラク隊として頑張ろうね、浩之ちゃん♪」 「……なんだよ、そのシュラク隊ってのは……」 と、その時だ。 『ちょおっと待ったあああああああああああああああああああああああああっっっっ!!』 突然ステージから響く少年の声。 皆が一斉に振り向いたとき、そこにいたのは…… 「な…… 長瀬祐介!?」 「る……瑠璃子さん!? さおりちゃん、瑞穂ちゃん!?」 そう。雫キャラの面々達。 皆止めどなく涙をだくだくと流しながしている。 マイクを握った祐介が、驚愕したままの皆に対して高らかに言い放った。 「アニキ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」 「ラッシャー木村かっ、祐くん〜〜〜!!」 さおりんのバレーボールが見事な角度で祐介の頭にブチあたった。悶絶した祐介の代わりにさおりんがマイクを持つ。 「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム、私たちは求め訴えたり! 何故、雫キャラをアクシズは使って くれないの〜〜(T^T)」 『その通りだ〜〜〜!!!』 ばが〜〜〜ん!!! ……と、突然屋根をぶち破ってガッチャマン見たく飛び降りてきたのは…… 藤井冬弥! 森川由綺! その他大勢のホワイトアルバム隊!! 「我らホワイトアルバムキャラもシュプレヒコール! さん、はいっ!」 「「「私たちは腐ったミカンじゃないいぃ!!!(T^T) このバカチンがっ!!」」」 ……武田鉄矢風に魂の絶叫をするホワルバ隊の面々。 「うははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは! ぬはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」 と、突然映画館に響く謎の声。 「あ、皆さんあそこを見てくださいですー」 マルチの指さした方向、映写室の窓から、片足を窓枠にのせ高らかに笑う男。 そう、奴こそ…… 「「「「「ア、アクシズ!!!!」」」」」」」 「違うナリ! 我が輩は神!! 全ての闘衣をまとった今我が輩はまさに神ナリよテリー・ボガード!!」 そしてアクシズは指さす。雫、及びホワルバキャラたちに向けて! 「お前達! 出してほしくば我が輩にボークスが昔出した10万円のガンダムのガレキをもってこいナリ!!」 「うぐっ!!」 「……そ、そんな…… 完全予約限定でもう手に入らないアレを……」 「もってこなくば、死、あるのみナリ!!!」 言うなりアクシズはハイメガキャノンをぶっ放す。 「う、うわああああああああああああああああああああああっ!!」 ……と、アクシズに目立たぬよう映画館の隅に移動したToHeartの面々たちが何やら…… 「マルチ、セリオ、今こそあれを使うべきだ!」 「わかりましたー 浩之さん!」 「了解……」 言われて、マルチとセリオの耳カバーが徐々に展開してマイクロ波受信装置となる…… 「……む!? マルチ、セリオ! お前達何してるナリ!?」 「ツインサテライトキャノン×2、スタンバイOKですー!!」 「……な、なにい!? マルチDXとセリオDXとでも言うか!? そんな作品我が輩書いてないナリッ!?」 「ふっふっふ…… 今書いたろうがッ!」 「ぐはっ!! しまったナリッ!? だが、ここは映画館、月の光の届かない室内でサテライトキャノンは………… …………はっ!!??」 そう。月は届いていた。 さっき、ホワルバ隊が屋根をぶち破ったから。 「発射あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 ぴかああああっ!!! 「……ガロード! 私を見てえええええええええええっ!!」 オーロラの中に消滅していくアクシズの姿。 宇宙世紀0093。ここにひとときの平和が訪れたのであった…… (BGM:BEYOND The TIME byT.Mネットワーク) そして静寂の訪れる映画館の中。 全リーフキャラが集まって最後の締めをしようとしていた。 「……と、言うわけで……」 「「「「「「「「「「これからも、よろしくお願いします〜〜<(_ _)>」」」」」」」」」」 (……って、10万ヒット記念がこんなんでいいの〜〜(^^;))【祐介】 (これで、いいのだ☆)【さおりん】 ちゃんちゃん♪ ################################################ ・おまけ ☆★十万ヒット記念、お父さんでもよく解るガンダム用語辞典★☆ ・このコーナーは、主にアクシズがこのりーふ図書館でよく発言したガンダム用語を中心に解説。 皆々様のガンダムライフの手助けとなるよう開設されたコーナーでございますナリ。<(_ _)> 【アクシズ】 1:ハマーン・カーン率いるネオジオン軍の本拠地。元々は資源採掘用の小惑星。 ハマーンの死後、連邦軍の管轄に置かれていたが“シャアの反乱”時に再びシャアの手に落ち、 地球に“核の冬”を起こさせるため、新生ネオジオン軍の切り札となった。 [登場作品 機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダムZZ、逆襲のシャア] 2:我が輩のハンドルネーム(^^;)。つけた理由は、ちょうど逆シャアを見ていたから……(爆) 【アムロ・レイ】 1:不朽の名作、「機動戦士ガンダム」の主人公で初代ガンダムパイロット。スペースコロニー、サイド7にすむ ごく普通の少年だったが、ジオン独立戦争に巻き込まれ、連邦軍のエースパイロット、そしてニュータイプとして その才能を(空恐ろしいまでに)目覚めさせていく。 Zガンダムではほとんどオマケ扱いでガンダムにも乗せてもらえずすねていた。 しかし、映画逆襲のシャアでは再び主役としてカムバック。 一年戦争からの因縁のライバル、シャア・アズナブルと決着をつけるべくυガンダムに搭乗するのだった。 最後、地球に落ちようとする小惑星アクシズを押し返そうとして、消息不明となる。 いまだに「生きている」という意見も根強い。(作中のラストに地球に落ちていく光が描かれたカットがあるため) [登場作品 機動戦士ガンダム、機動戦士Zガンダム、逆襲のシャア] 2:委員長のまたの姿。(厳密には、υガンダムだけど) 最後水泳大会を救うため、プールで溺れてしまう。(笑) 困ったもんである。 【ウッソ・エヴィン】 1:富野ガンダム最年少のガンダムパイロット。13歳。 地球のカサレリアで幼なじみの少女シャクティと共にひっそりと暮らしていたが、初めてでMSの操縦を 楽々こなしたことからVガンダムのパイロットとして戦っていくことになってしまう。 その素直な正確からか、年上のお姉さんにモテまくり(笑)。ただシュラク隊はともかく、ファラ・グリフォンや ルペ・シノにまで目を付けられるのはかなりの女難の相の持ち主である。 彼の母、ミューラ・ミゲルが“逆襲のシャア”時のシャアの愛人、ナナイ・ミゲルと同じ姓であることから、 シャアの遠い子孫ではと噂され続けてきた。 [登場作品 機動戦士Vガンダム] 2:我が輩の、別のページでのハンドルネーム。(嘘エヴィン) 最近はあまり使わない…… 【カテジナ・ルース】 1:Vガンダム怖いお姉さん三人集の筆頭。(^^;) ファンの間では“カテ公”と呼ばれ親しまれている。(命名、ことぶきつかさ氏) もともとは地球はウーイッグに住む商家の一人娘で、ウッソ憧れの女性でもあった。だがウーイッグがベスパに よって破壊され、彼女がリガ・ミリティアで保護されていたとき、クロノクル・アシャーによってザンスカール側に 拉致、そのままザンスカール軍ベスパの一員となってしまった。 その後MSにも乗り、ウッソの前に何度となく現れては彼の心を乱しまくる。特に最後の方では完全に壊れた お姉さんになってしまい、シュラク隊を全滅させるわ、オデロを殺すわ、ウッソの横腹にナイフをさすわ、 体からみょいんみょいんとオーラは出すわでもう大変。ラスボスの地位にまでついてしまう。 クロノクルとは関係があったようで常に彼と行動していたが、ラスト近くでは彼を呼び捨てで叱咤するなど、 彼女の精神の増長ぶりと崩壊さを伺わせた。 最終回、ウッソとの激闘の末死んだと思われていたが、ラストシーンでシャクティと再会する。 だがもはや視力と記憶を失い、虚ろな様子でシャクティが誰かも気付かぬまま小雪の中を消えていく彼女の 姿はあまりに哀れで、自分で犯した罪とはいえ重すぎる業を背負ったカテジナにシャクティは一人涙する。 このEDのためだけでも、Vガンダムを見てよかったと大感動。(T^T) ちなみに小説版では最後の戦闘で死んでいる。 ある意味、クロノクルの魂を追えるこちらの方がカテジナにとっては幸せだったのかもしれない…… [登場作品 機動戦士Vガンダム] 2:志保がバーサクした姿。(笑) シュラク隊を(芹香を除いて)全滅させる。 最後はやっぱり壊れてしまう。合掌。(^^;) 【カミーユ・ビダン】 1:Zガンダムの主人公。物凄い短気で激情家。(笑) 自分の名前が女みたいだとバカにされたことでプッツン切れ、軍人に殴りかかるわガンダムmk.2を奪うわで 大暴れしたあげく反地球連邦組織エゥーゴに参加するこまったちゃん。 ニュータイプ能力は非常に高く、スーパーロボット大戦シリーズでもアムロと同等の能力を与えられている。 本編では後半になってZガンダムをオーラバトラー化させてしまうし(笑) 両親が死んだり、惚れた女性が死んだりとやっぱり不幸な目にあいまくり、Zガンダム最終回ではシロッコに その精神を持っていかれ白痴化してしまう。その後佐藤元氏ほかたくさんの漫画家によって“パー”の代名詞と されてしまったシリーズ1可哀想な主人公。 ZZ最終回を見る限り、ファ・ユイリイの献身的な加護で正気を取り戻したようだ。良かった良かった。 [登場作品 機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダムZZ] 2:最近になって後書きなどに登場。 なんだか知らんけど、修正をかましてくれる。(^^;) 【シャリア・ブル】 1:元祖木星帰りの男。ジオン軍突撃機動軍所属。 ニュータイプ能力者で、シャアとの会見で彼に賛同、しかしその後モビルアーマーブラウ・ブロで出撃、アムロの ガンダムに破れ宇宙に散る。小説版にも登場しているが、やっぱり死ぬ。(T^T) 2:感想書きなどに出現する突っ込み男その2。(笑) 【シュラク隊】 1:反ザンスカール帝国の民間ゲリラ組織、リガ・ミリティアのメンバー、オリファー・イノエがあちこちから スカウトしてきたメンバーを編成した部隊名。 だが何故か全員がうら若き女性。(^^;) 一体どうスカウトすればこんなメンバーになると言うのだ……。 その為一時期オリファーの恋人でもあるマーベットの機嫌が凄まじく悪かった。当たり前だっつーの。 メンバーは隊長オリファー・イノエを筆頭に、(オリファーの死後はコニーが隊長となる) ジュンコ・ジェンコ。ヘレン・ジャクソン。マヘリア・メレル。ペギー・リー。コニー・フランシス。ケイト・ブッシュ。 後にユカ・マイラス。フランチェスカ・オハラ(通称フラニー)。ミリエラ・カタンの三人も追加される。 また、第2シュラク隊なども存在していたようでメルクリンなどの名前が判明している。 (スパークくんと共に)不幸の代名詞、または女ハンバーガー・ヒル状態として皆に認知されており(T^T)、 作品中でのシュラク隊メンバーの扱いは悲惨そのもの。 死ぬわ死ぬわ。話のポイントポイントでバッタバッタと死んでいき、最終的に全滅してしまう。(T.T) 私感としてもっともドラマチックに死んだのはケイトさん(マスドライバーのレールをMSで支えながらコクピットを ビームサーベルで射抜かれる)。 そしてジュンコさん(ビッグキャノンに取り付けられた爆弾を外そうとして失敗、爆死)。 ……逆にもっとも情けなかったのは(^^;)フラニーさん。(逆上してエンジェル・ハイロウにビームを撃ちまくる カテジナを味方だと勘違い。近付いたところをメガビームキャノンの砲身でぶん殴られ、MSごと爆死) [登場作品 機動戦士Vガンダム] 2:藤田浩之を守るため編成されたToHeartのメンバー達。(笑) その目的、及び仮想敵は常にコロコロ変わるのであるのだった。(笑) 全滅しても、次のSSではあっさり生き返る。(笑) 【デンドロビウム】 1:正確には、GP−03ステイメンとアームドベース、オーキスがドッキングした姿。 ガンダムを中心に巨大武器コンテナをまとったような姿で、ものすげーでかい。(砲身含め140m) やたらと武器が装備され(大型ビームサーベルまである)、またガンダム初の(……ガンダムか? これ(笑)) Iフィールドも装備。防御面でも秀でるものをもった機体だった。 はっきり言って、これがガンダムである必要は何処にもないと思う(笑)。その為ファンの間でも意見が 真っ二つに割れている。我が輩はこういうおバカな機体は大好きだけど、大ッ嫌いという友人も実際多い…… [登場作品 OVA機動戦士ガンダム0083] 2:GP−01Fbマルチが装備。(笑) 何故Fbなのにデンドロビウムになれるかは、君と僕との秘密☆ この時志保はゲルググMだったんだけど、誰も気付いてくれなかった……くすん…… 【トワイニング】 1:ジオン軍の将校。一年戦争時、連邦とジオンとの決戦の場となったア・バオア・クーにおいてキシリアが実の兄 ギレンを撃ち殺したとき、真っ先に彼女をフォロー。動揺する作戦室を落ち着かせようとした忠実なる男。 キシリアが逃げ出したときのセリフから推測して、おそらくは捕虜扱いで戦争を生き延びたものと思われる。 [登場作品 機動戦士ガンダム] 2:後書きなどに出現する突っ込み男その2。(笑) 最近なんだか殴られ役。困ったもんである。(笑) 【光の翼】 1:V2ガンダムをV2ガンダムと知らしめる最大の特徴。 V2ガンダムは初めてミノフスキードライブを搭載したモビルスーツであり、その稼働時にはスラスターから 余剰ビーム粒子がまるで翼のように放出されることからこう呼ばれるようになった。 その性質はビームサーベルやビームシールドと同様なので、ウッソはこれを武器に盾にとフル活用していた。 また、最大1Kmにも達する翼の間には密度の濃いミノフスキー粒子が発生しているので、この間を通った MSの電子機器を狂わせたりも出来る。(マチス・ワーカー隊に仕様) 初めてその設定を知ったとき、あまりのかっこうよさに魂が震えた。 その為だろうか。以降、羽根付きは第三期テレビガンダムのデザインの主流となる。 [登場作品 機動戦士Vガンダム] 2:V2マルチが装備。(笑) 耳カバーからビームの翼が吹き出す。学園の廊下を血の海に染めた(笑)。 【ファラ・グリフォン】 1:Vガンダム怖いお姉さん三人集の一人。(^^;) 当初は地球のラゲーン基地の指令だったが、たび重なる失敗により宇宙に上げられ、宇宙漂流の刑を 受けてしまう。 このまま消えてしまうのかと思われたが、番組後半で突如復活。 宇宙漂流がよほど精神に堪えたのか、はたまた強化人間として改造されたのか、復活後は全身に 鈴をつけていつも不気味に笑っている壊れた姿となっていた。 全身に鈴をつけていたのは、かつてギロチン執行者が町を歩くとき体に鈴をつけたという事かららしい。 (史実かどうかはわからない……)彼女はそのギロチン執行者の家系だったようだ。 戦場を高笑いしながら駆け抜けるファラの姿は非常に怖いものがあり、特にウッソは何度となく付け狙われ 危うく命を落としかけた。 最後はV2のビームサーベルに貫かれ、先に死んだ恋人メッツェの名を呼びながら爆死する。 CV:折笠愛さんのハマリ役だと個人的には思う。 [登場作品 機動戦士Vガンダム] 2:来栖川綾香のバーサクした姿。芹香と浩之をさんざん苦しめた。(笑) 【フィン・ファンネル】 1:そもそもファンネルとは一年戦争時、ララア・スンの駆るモビルアーマー、エルメスが使用した脳波コントロール 無人兵器、ビットが発展したもの。ちなみにファンネルの名の由来は“漏斗”である。(バイクのエンジンとかでも この名の部品がある) フィン・ファンネルはυガンダムに搭載された進化亜種。 ノーマルのファンネルが漏斗型なのに対し、フィン・ファンネルは板状で、使用時は“コ”の字に折れる。 レールガンと同様、砲身が長めのためファンネルよりも出力が高く、またフィン・ファンネルを数基頂点として Iフィールドの面を形成、バリヤーとして利用もできる。 [登場作品 逆襲のシャア] 2:υマルチに搭載(笑) 左右の耳カバーが展開して射出される。やや反応が過敏すぎたりする(笑) 【ルペ・シノ】 1:Vガンダム怖いお姉さん三人集の一人。(^^;) かなり初期から登場しており、例えば酒場の人間から情報を聞き出した後なんのためらいもなく撃ち殺したりと そのおっかなさが強調されていた。 ウッソと実際対面したのは29話。ニュータイプのウッソを何とか仲間にしたいと一緒にお風呂に入り、暴れられ 胸を噛まれて逃げられてしまう。 その後もピピニーデン艦隊の一人として常に戦場に出続け、ドレス姿でピピニーデンに取り入ろうとしたりと するなどここでもおっかなさをフルに発揮し続けた。42話でウッソと対峙したさい、ウッソが『自分の夢』と激白。 『いい加減私の胸で楽になりなさい』と執拗に襲いくるが、敗北。 半壊したMSブルッケングで艦隊に戻り、出撃寸前だったピピニーデンの乗るMAビルケナウにワザと特攻。 艦隊ごと巻き添えにして爆死する。 彼女の最後の台詞、『そうだよ坊や……つまらない男を相手にする事はないんだよ……』はとても印象的。 [登場作品 機動戦士Vガンダム] 2:と、いう訳で【女達の戦場】で綾香にはこんな風に特攻させてみました。 イメージ的に結構あってる気がして……(^^;)