投稿者: あり
 ほのかに、君が漂ってる・・・

 つかんで離さない、淡い時間

 何故だろう、こんなにも弱く過ぎて行ってしまうのは

 何故だろう、君と容易いほどに

 まれにみる夢で出会えてしまうような感じで会っている

 限度も知らない想いを
  
 僕は覚えよう

 そしてやがて解るときが来るのか・・・

 そう、失う物 「孤独そのものと...」 

 君さえ、孤独さえ失ってしまうのか・・

 その前に君を、ただ君を抱きしめて眠りたい

 僕の胸の中に入り込んでくる、君の面影とともに

 君を、ただ君を不安にさせたくないから

 せめて、夢の中では強がって両腕を広げてあげるだろう

 そして、思いっきり抱きしめるよ

 何故、外は明るいのだろう

 君がいない世界はどうしてこんなに明るいのだろう

 雨の下ならば、涙しても見えないのに

 それならいっそ、僕だけが空が曇るのを待ってみようか

 もし雨が降ったら、それは僕だけの雨だ

 僕が、涙を流すだけの雨だ

 その時は君も一緒に泣こうか

 ・・・はははは

 そんなことできるわけないじゃないか

 理想の結果について悩んでるだけじゃないか・・

 愛してくれる人に比べて僕は身勝手だな・・・

 こう、よぎるのはそう・・いつも走り始めた後・・

 僕は・・不埒な犠牲についていつも迷っているんだ

 見捨てたわけじゃない・・

 そう言って、いつも自分の考えに逃げ道を作るのが得意なだけだよ・・

 ・・ごめん、今日はもう帰るね

 明日も来るよ、瑠璃子さん

 今日もまた夢で会おうね・・


              終