過去の魂(2007/9)


2007/9/29(Sat)

 ひょんなことから、アドレスV125に乗ることに。



 ところで、『ひょん』てなんだろ。
 いや、『ひょん』の話ではなかった。
 一緒に仕事をしている人達の中に沖縄から来ている子達がいるのだが、昨日で業務終了となったため、明日、沖縄へ帰ることになった。
 その中の一人が日常の足とするためにこっちでバイクを買ったのだが、沖縄まで自走して帰る訳にも行かず、配送業者に頼んだと。ところが、配送料は四万円だと言われたらしくかつ、三ヵ月後にはまたこっちへ出て来る予定になっていると言うので、それならその間俺が預かっていてやるよ、と。
 という訳で、預かっている間だけこのバイクが俺の物になったのだが、本当に三ヵ月後にまたこっちへ出てくるかどうかが不明なため、なし崩し的にそのまま俺の物になってしまう可能性が非常に高い。
 いや、それは冗談だが。
 仮にそうなった場合、俺が自走して持っていくことになっているので、それはそれで楽しみではある。

 なんにせよ久しぶりに乗ったバイクは楽しかった。見慣れた道がとても新鮮だった。やはり、バイクが欲しいなぁ。
 さて、現在667Kmを指しているオドメータは、彼の手元に帰るまでにどれくらい増えていることやら。
 そうそう。那覇ナンバーってとこがポイント高い。



2007/9/25(Tue)

 フェラーリ、というかイタリア車には、スーパーカーブームの頃からある一定の距離感みたいなものを感じていて、それはどうも所有する、ということに対する現実感が伴わないというかなんというか。
 要するに、あまりにも現実離れしているものだから、一般公道上を走っているどの車とも違う何か別のものなんじゃないかと思っている訳で。
 それでは、アレは一体なんなのか。
 たぶん、スーパーカーというカテゴリに類するべきものなのだろう。という結論に「なんじゃそら」というセルフ突っ込みをいれてしまったのは秘密にしておきたいところだがそれにしても。
 ということなので、個人的にはスーパーカー≒フェラーリとかランボルギーニとか、という定義になるのだが、その中でもひょっとしたら自分にも運転できるんじゃないかと勘違いしてしまいそうになるモデルがあって、それは例えばモンディアルであったりウラッコやハラマ、メラクなどの2+2モデルである。
 単に2シーターとそれ以外という非常に短絡的な分類のような気がしてきたがとにかくその勘違いしてしまっている車の中でも、『フェラーリ365GTB/4』、いわゆる『デイトナ』がとても好きなのだ、というこれは話である。
 まず、なんといってもロングノーズ・ショートデッキなスタイリングが格好良いと。また、フェラーリのアイデンティティとも言える伝統的なミッドシップ・レイアウトではなく、一般的なFRレイアウトである点が、この車を身近なものだと感じさせるひとつの要因かも知れない。さらに、このスタイリングを決定付ける事になった、フロントに納められたV12ユニット。これにシビれた。ボンネット開けると、そこにはV12エンジンがどどーんと鎮座ましましているのである。V型とはいえ、12気筒である。スカイラインのL型エンジン二つ分である。そこへ三連装のウェーバーが二つ。そして、見たこともない長さのカムシャフトが四本。何か? これは何か? どうしたことか?
 思わずアタマの弱い人のように意味不明な台詞を連呼してしまった訳だがつまり、スーパーカーの中でも幾分庶民側に歩み寄る姿勢を見せながらでも蓋を開けてみるとやっぱりスーパーカーでした的なその気にさせるだけさせといてイザとなったらやっぱり無理だというある意味ツンデレの真逆を行くその態度に惚れているのである、ということである。
 で、ミニカーを買いに行ったと。そんな三連休の過ごし方であったと。



2007/9/15(Sat)

 娘の小学校の運動会へ行ってきた。
 考えてみれば、息子が小学校に入学してから九年に渡ってこうして毎年このイベントに来ている訳で、来年六年生になる娘の運動会が十年目にして最後の運動会なのだな、と思いつつ観覧にきた顔ぶれを見渡すと、なるほど世代交代は着実に行われているのだな、と感じた。
 そしてそれは、見知った顔ぶれ(自分も含めて息子や娘の同級生の親達)の年齢と、そうでない人達の年齢が、九年前に比べて逆転してしまっているからに他ならない。つまり、九年前には上級生の親が多かったのに、今は下級生の親が多い、要するに、(自分よりも)若い親が増えたよなぁ、ということなのである。
 という話は自分が若かったことを置き去りにしている感が否めないが、今更ながらにそんなアタリマエの事に気がついたのだった。
 いやでもしかし、最近、アタリマエの事に気がつくことが多い。というよりは、アタリマエだと思う様な事が増えたということか。ひょっとしたらこれが常識に囚われる、ということなのかも知れない。いや、ちょっと違うか。悩む。



 悩んでばかりの人生はツマラナイので、運動会が終わった後、友人がモニターで借りた現行3シリーズ(E90 323i M-Sports)の試乗に同行してきた。



 デザインはE46の方が好きなのだけれど、実際に乗ってしまうとやはり心が傾く。楕円形のサイドミラーには違和感を感じるが、大きく拡大された横幅はさほど気にならない。操作系では、ハザードスイッチとドアロックスイッチがコンソール上部に移されていて、視線を彷徨わせずに操作できるようになった点が羨ましい。パワーウィンドウのスイッチもドアに移されていて、この点も同様。
 ウィンカーレバーが只のスイッチになった(例えばウィンカーを右に出す場合、多くの国産車を含めて前モデルまではウィンカーレバーごと上方向に移動したが、このモデルではウィンカーレバーを操作した後、レバーがデフォルトの位置に戻る)点には、手動でウィンカーを消灯する場合の感覚的な違和感を覚えた。
 動力性能は、もちろん素晴らしいに決まっている。E46よりも遥かに。室内の静粛性も、エンジンのスムースさも圧倒的。
 コーナーの入り口で作った姿勢のままスムースに走り抜けて行く感覚もビーエムのまま。ただし、ブレーキは踏みしろが多めな感じで、ある一点で唐突に利いてしまうのはいただけない。確かに良く効くようにはなったのだが、同乗者がいるような場合には気を使わされる。
 アクセルペダルが軽くなったのは歓迎できる点だが、それでも国産車に比べるとまだまだ重い。まぁ、重いのも慣れればこれはこれでアリかなとは思うけれど。
 でもやっぱりデザインがイマイチ。威圧感たっぷりにゴツいバンパーが好きになれない。テールエンドの処理も好きじゃない。重厚さは5シリーズ、7シリーズに任せれば良い訳で、3シリーズならではのスマートさが欠けていると思う訳ですよ。
 なので、買わない。いや、買えない。



 と、ここに貼る画像を処理していてナンバーが『323』だったことに気がついた。

2007/9/14(Fri)

 ちょっと気を抜くとすぐにここを更新しないまま一週間が過ぎていってしまう。
 情熱が失われた、というよりは、できるときにやれば良い、という風に肩の力が抜けた感じ。
 とはいえ、何か面白いものを見つける度にここのネタにしてやろうとは考えていて、自分でもどうしたいのかはっきりしない。まぁ、ここを読む人は限られている訳で、はっきりさせる必要に迫られている訳でもない。単に日々の出来事を書き散らしているに過ぎないので、お付き合いいただいている方々には申し訳ないのだけれど。

 さて、車通勤の良いところは音楽とタバコと缶コーヒーを楽しめることだと考えている俺でありますので、仕事に行く途中でコンビニに寄り、タバコと缶コーヒー二本とペットボトル入りのお茶を購入するのが日々の慣わしとなっておりまして。
 昨日も順調にそのルーティン・ワークに勤しんでいたのですが、『BOSS BLACK』二本を手に取り、『お〜いお茶』に手を伸ばしたところ、なにやらおまけ的なものがボトルの首にかかっているではないですか。貴様、何奴。
 何奴もなにもいわゆる食玩に決まっているのだが、自分が欲しいと思わない食玩ははっきりいってゴミになるだけなので隣の『伊右衛門』に浮気してやろうかと考えたその瞬間、そ奴がなにやら異形のものだということに気がつき、手にとって良く見ると、以下のごときフィギュアであったではないか。



 ローソン限定の水戸黄門キャラの携帯ストラップいうことなのだが、ラインナップされているのは黄門様と弥七に八兵衛と葵の御紋のクリーナー(恐れ多くないか?)二種、そしてこの『悪代官』だ。
 助さん格さんおぎんを差し置いて、このふてぶてしさ全開の悪代官をフィーチュアするというセンス。この企画担当者は只者ではなかろう。というより、この企画にGOを出した上司の人や役員の人にも拍手だ。
 なお、職場で周囲の人間にこれを披露してみたところ、「ふてぶてしさがあなたにそっくり」という回答を多数いただいた。
 いや〜、照れるなぁ。

2007/9/7(Fri)

 らーめん缶冷やし麺に失望し、らーめん缶醤油味を息子に食われた苦い記憶もまだ新しい今日この頃なのであるが、今度は「カレーうどん」ときたもんだ。



 さて、どうしたものか。
 とはいえもちろん食うに決まっているのだが、明日は病院で血液検査をせねばならぬ身故、今日のところは勘弁してやろう。

2007/9/2(Sun)

 長らく気づかなかったのだけれど、俺が乗っているビーエムはライトを点灯すると、前席の室内灯スイッチ横の小さなオレンジ色の電球が光るんだね。



 夜、ルームミラーを直そうとして気づいたのだが、果たしてこれはどういった意図で搭載された機能なのであろうか。ライトスイッチと連動してオン・オフが切り替わるが、独立したスイッチは存在しないので、ポジションまたはヘッドライトが点いている間は点灯しっぱなしになる。小さな灯りなので照射範囲は広くないのだけれど、ルームミラーの辺りに手をかざすと、まぁまぁ文字が読めるほどには明るい。いや、それはちょっと無理かな。
 さてね。

2007/9/1(Sat)

 週末の南青山は車がいっぱい。


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