過去の魂(2007/7)


2007/7/31(Tue)

 今日は代休を貰ったので、先日購入したSOFT99の「オーセンティック プレミアム」というワックスを試してみた。
 濃色車、メタリック車には「シュアラスター」と決めている俺ではあったが、いかんせん高い。ビーエムを買ってからというもの、暇さえあれば洗車とワックス三昧な俺であるので、さすがにシュアラスターを使い続けるのは厳しい。ので、暫く前から「イオンコートナビワックス 超ツヤ耐久」という製品を使用していて、艶についてはシュアラスターに及ばないものの、撥水効果についてはシュアラスターよりも良好(そもそもシュアラスターに撥水性能を求めてはいないが)で、雨の日が楽しくなったほど。



 実はこのワックス、耐久性の高さも売りなのだが、そもそも毎週末毎に洗車およびワックスを施工している馬鹿野郎なので、耐久性の高さはあまり意味を持たない。という訳で、艶に特化したワックスを試してみよう、と考えたという訳。



 さて、購入したのは「オーセンティック プレミアム Jr.」という製品で、イエローハットで\1,480だった。同容量であれば、シュアラスターの「インパクトマスターフィニッシュ ジュニア」とほぼ同価格である。
 すでに同容量同価格のシュアラスターが存在する時点で「高いから」という理由でシュアラスターを使わない理由がなくなっていることに気がついたあなたはエライ。自分で書いていて今そのことに気がついた。
 ということで、シュアラスター(俺が使っているインパクトマスターフィニッシュ)との対比で使用感と効果について書いてみようと思う。
 まず、固形ワックスでは定番の「カルナバ蝋」が配合されていると謳われているのだが、カルナバ1号(Prime Yellow)という高品質カルナバの中からさらに厳選した「ヴァージンクリスタルホワイトカルナバ」のみを使用しているとある。どうもこの点がこのワックスの最大のウリのようだ。
 一方、シュアラスターはどの製品も「最上質天然カルナバ蝋」を配合している、と謳っているのみにとどまり、オーセンティックのような具体的な表記はない。また、両製品ともカルナバ蝋の配合率についての標記はない。
 では、実際に塗布してみる。塗布までの手順はシュアラスター使用時と同じ洗車用シャンプーにて洗車を行い、水分を完全に拭き取った後に塗布を行った。なお、ワックスの塗布はいずれも日陰で行っている。
 塗布を開始して最初に感じるのは、ノビの良さ。シュアラスターと同様に濡れたままでも塗布が可能であるとしているが、ノビの良さを体感するために乾燥後の塗布を勧めているのだが、なるほど。ノビに関してはシュアラスターの比ではない。ただし、その反面、乾燥までに少し時間が必要なようで、シュアラスターのように塗布直後に拭き取るのは難しい。この辺の使用感についてはワックスがけのスタイルによって異なるであろうから、優劣はつけられない。
 ノビが良いので塗布にかかる時間はミニマム。ただしただし、乾燥時間が長くなると拭き取りが重くなるのは他の固形ワックスと共通。標準的な乾燥時間を五分〜十分(夏季はそれよりも短めを推奨)としているので、ボディ上面、右サイド、左サイド、のように施工面を分割した方が良いのは固形ワックス施工の基本通り。
 拭き取りの軽さはシュアラスターと同等。それと、下地作りさえしっかりしていれば、濃色車に多少乱暴に塗布してもムラは出来ない。または出来難いと思う。
 で。施工後の画像は以下の通り。画像をクリックすると大きな画像が表示されます。



 シュアラスターと比べてどうか、というと、あまり違いはないかな。って、ヲイ!
 とはいえ、画像の通りの艶になるのは間違いがない訳で、使用感(ノビの良さ)でオーセンティックを選ぶってのはアリかなぁ。いずれ、もっと高価なシュアラスター製品とかザイモールなんかと比べてみたい(いや、なんで今回比べなかったんだ、俺)。

2007/7/28(Sat)

 気づけば七月ももう終わり。暑いのは暑いのだけれど、どうにも真夏の暑さには程遠い。とはいえ、暑くなればなったで「暑い!」というコメントを吐くだけなので、単に「暑い!」と言いたいだけなのかも知れない。
 などと訳のわからないいつもの書き出しであるが、暑いならばエアコンの効いた車でドライブすれば良いじゃん、ということで木村くんを誘い、東金へドライブ。
 うちから東金まではおよそ五十キロ強の距離であるが、道を選べば片道一時間半ほどの「軽い」ドライブである。しかも車内であれこれ喋りまくっているので体感時間はさらに短く、「散歩」と称しても違和感はない。というのは言い過ぎか。
 で、いつもどおりに東金鑑定団でミニカーと楽器に現を抜かし、ふらふらと迷いながら「麺屋一徹」で味噌ラーメンなど。



 うん。美味かった。

 でもってその後ファミレスで車談義になったのだが、改めてイマドキの国産車には魅力がないよね、と。「アレ」に乗りたいとか絶対「コレ」に乗るとか、若かりし頃に夢中で車雑誌を読み漁った記憶に郷愁を覚えながら、さて、どうすんべ、と。
 どうするもこうするも無いものねだりな訳であるが、だとすれば、外車か旧車にイクしかないのではないか、と。
 とはいえ、すでに外車にはイッてしまっているので、だとしたら旧車だろうと。では、どんな旧車が欲しいのか。
 まず、現実的に公道で乗って走らせることのできる車、比較的パーツが入手し易く維持するのに費用のかからない車、そしてなにより衆目を集める車であることが条件である、と。
 予算は五十万円くらい。内外装は昔取ったなんとやらで自力でなんとかなるし、設備は義弟の工場に全て揃っている。エンジン、ミッション、電気周りは懇意にしている自動車工場でなんとかして貰えそうだ。なので、例えば機関系がアウトでも十万円以内で入手できればなんとかなるんじゃないかと根拠の危うい計画を立ててみたのであった。
 で。色々と過去の車をうんうん唸りながら思い出してみたのだが、どうやら初代シティあたりが面白いんじゃないかという結論に至った。グレードは「R」で。もちろんフェンダーミラー仕様だ。色は赤。ターボも面白そうだが、ターボIIならまだしも、ターボIはタマが無いだろうし、ターボIIおよびカブリオレのブリスターフェンダーはイマイチ気に入らないので、「R」に落ち着いたという次第。いや、次第って何よ。
 いやでも、ピカピカの初代シティが自宅の駐車場はたまた職場近くの駐車場にちょこんと置かれている姿を見たイマドキの若者が「なんだこの車は」とホンダマークの付いたその車を不思議そうに観察したり「懐かしいなぁ」と繁々と観察する同年代の方々の姿を想像するだけでワクワクするじゃないですか。え? しない?
 そんな訳で早速色々と調べてみたのだが、中古車市場で見つかるのはカブリオレばかり。「E」や「R」は全く見つからない。うーむ、どうしてくれよう。

2007/7/25(Wed)

 暑いです。夏ですからね。当然です。
 とはいえ、今年の千葉は例年に比べると涼しい感じです。梅雨が長かったせいでしょうか。よくわかりませんが。
 さて、うちのあたりは誰がどこからどうみても田舎な訳ですが、田舎の風景というのはやはり夏が似合う訳です。
 で、窓を全開にした車で田舎道をトコトコ走らせるのが夏の楽しみの一つだったりする訳ですが、車窓から見える景色の中には時に「アレ?」と思わせるものがあります。
 下の画像がそれなのですが、パッと見はなんてことない普通の田舎の風景ですね。



 ですが、これを拡大してみると…。



 スイカです。それも、かなり巨大なスイカです。大盛り野郎!!の住む熊本にも植木町というスイカの名産地がありますが、千葉には富里市というスイカの名産地があります。きっと、北海道にも福井にも高知にもスイカの名産地がある筈です。ですが、ここまで巨大なスイカを産出しているのは千葉の富里以外にはないでしょう。
 千葉ってスバラシイ。

2007/7/22(Sun)

 実は一昨日の法事というのは、会社の部下の父親が亡くなり、その通夜に参列したのであった。で、思い出したのが、今年の二月に近在の従兄弟が亡くなって、通夜と告別式の受付を担当したのだったが、通夜の返礼品の中に清め塩が入っておらず、代わりに清め塩を入れない(使わない)ことへの能書きが入っていたことだ。
 でもって一昨日の通夜は即返しの香典返しだったが、こちらには清め塩が入っていて、さて、どうしたものかと。
 そもそも通夜、葬式に於ける清め塩とは、「死」を穢れたものと考えたことから葬儀に携わった者の心身を清める目的で用いられたものの筈。ところが、前述の能書きでは、死を穢れたものとする考えを否定する意味で清め塩を使わない、とあった。
 簡単に調べてみたのだが、どうやら浄土真宗では清め塩を否定(=死を穢れたものと考えない)し、世の流れも清め塩という習慣や考え方そのものを廃止する方向に向いているらしい。そういえば従兄弟の葬儀は浄土真宗の坊さんに経をあげて貰っていた。
 さらに調べてみてわかったのだが、どうも明治初期の神仏分離の際に慣習として残ってしまったもののようで、そもそも仏教には死を穢れたものとする考えそのものがないようだ。
 つまりは迷信ということになるのだが、それにしてはこの慣習は日本の社会に深く根ざしてしまっているように思われる。まぁ、個人的には、これまで幾度も通夜葬儀に参列してきたが、その都度、別にどちらでも良いと考えてきたので、この慣習が廃止されることについては可も無く不可も無い、といったところか。
 ただ、願わくば俺が死んだ際には、死を穢れたものだと考えない坊さんに経をあげて貰いたいとは思う。

2007/7/21(Sat)

 昨日、法事で久しぶりに横浜へ行った。
 というのは少し語弊があって、「久しぶりに車で横浜へ行った」というのが正しい。
 なにを勿体付けているのか自分でも理解不能だが、要するにそういうことである。二三ヶ月に一度程度は仕事で横浜に行くことがあるのだが、電車を利用してであり、自分で車を運転して横浜へ行くのは以前にポロで出かけてタイミングベルトが切れた事件の時以来である。と、過去たまを読み返して見ると、なんと二〇〇三年の十一月であった。つまり、三年と八ヶ月ぶりということになる。
 まぁ、仕事以外で横浜に出かける用事も理由もないので、「久しぶりに車で鹿児島へ行った」とか「久しぶりに車で北海道へ行った」というのとあまり違わないこれは話である。
 で、本題。
 少し前まで川崎在住のうちの会社の役員が、俺の働いている海浜幕張まで毎日通勤していたので知ってはいたのだが、平日の朝の首都高速湾岸線の東行きと夕方の西行きは割りと空いていて、十八時の到着を目論んで十六時半に海浜幕張を出発したところ、目的地の磯子に十七時半前に到着した、と。
 つまり、六十数キロの距離に対して平均時速は七十キロ近い訳で、これはなかなか良いペースで走れているということに他ならず、なんだ横浜って結構行き易いじゃんと思いつつも、だからと言ってやはり横浜に用事はないよなぁ、と。
 結局何が言いたいのかというとつまり、横浜へ行くのが久しぶりなのは、横浜へ行く用事も理由もないからだ、ということに気がつきました。ということなのでした。
 ちなみにビーエムで行ったのだけれど、平均燃費はリッターあたり十キロ強だった。もっと行くかと思ったんだけどなぁ。

2007/7/15(Sun)

 Wii版の「ドラゴンクエストソード」が発売になったので買ったきた。
 で、早速プレイしてみたのだが、どうもゲイムシステムが良くない。というか、「ドラゴンクエスト」というタイトルでさえなければそこそこ遊べるのだろうが、ファミコン版の最初のドラクエから継続してプレイしているファンにとって、これはあんまりだろうと。
 そもそもドラクエというゲイムは、敵と戦うことによって主人公のスキルを磨き、その成長に合わせて行動範囲が広がり、様々なミッションをこなしながら目的を完遂する、という内容が非常に良くバランスされていたことで大ヒットとなったゲイムだった。そしてその一番のウリは、無限とも思える広大なマップと、そこに展開される中世様の世界観、さらにその世界を時に一人で、時に仲間とともにモンスターを倒しながら旅をするというロマンだった筈。それがWii版ではすっかり影を潜め、ミッションクリアを目的としたショートストーリーを繋げていくシステムに変わってしまった。具体的には、前作までしっかりと守られてきた「放浪」が出来なくなっており、ミッションがスタートすると目的の場所までは分岐はあるものの、基本的に一本道である。さらに、ミッションクリアまでの時間や倒した敵の数などが管理され、それらの出来不出来によってランク付けが行われるようになってしまった。
 そんなランクなどは必要ないのだ。ドラクエはその世界観の中を自由に歩きまわれるからこそドラクエなのであって、管理されたり点数やランクを付けて欲しい訳ではないのだ。実社会で管理され、点数やランクを付けられているからこそ、せめてゲイムの中だけは自分の好きなように放浪し、その中で放浪することの意味を見つけていくからこそ、人々はこのゲイムに熱中したのではなかったか。
 Wiiリモコンを活用した戦闘モードが非常に良くできているからこそ、このようなシステムへの様変わりは残念でならない。ハードの進化とともにグラフィックは華やかになり、インターフェイスは多様化され、大容量のデータが扱えるようになったけれども、それでもファミコン版の「ドラクエ I」の足許にも及ばない、と言ってしまおう。
 ただし、まだ二時間程度しかプレイしていないので、シナリオが進むにつれ、この感想が覆ることも考えられる。なので、とりあえず現時点での感想であることを断っておきます。


2007/7/14(Sat)

 Youtubeにて、キース・リチャーズがステージに乱入してきた観客をギターで殴打する映像を発見。
 で、その後何事もなかったかのように演奏を続けるキース。ロックだぜ。
 さらに、キース・リチャーズの関連映像で、ジョン・レノンの名曲、「Yer Blues」を今では考えられない豪華メンバーで演奏している映像を発見。ボーカルは当然ジョン。ギターはジョージかと思ったら、やたら上手いのでよくみたらクラプトンだった(タイトルにクラプトンの文字があるのに!)。キースがベースでドラムがジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのミッチ・ミッチェル。冒頭のインタビュー部分もインタビュアーがミック・ジャガーっつーのがすげー。まぁ、人脈的にこのメンバーでのコラボは充分あり得るが。
 インタビューの最初にミックが「Winston, Welcome to the show」とジョンのミドルネームで語りかけているのが興味深い。で、演奏は極上! ジョンのガッツ溢れる歌声、クラプトンのクールなソロ、ミッチのエモーショナルなドラミング。そして、多少チューニングが甘いところがロックなキースのベース。すげー。
 しかし、ジョンがカジノ、クラプトンがES-335を持って同じステージに立っているってのは、俺的にツボ。超格好良い!

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