9/29(Sat) 関西空港( 10:25, KL868 ) à アムステルダム国際空港( 15:10 )

Nicolaas Witsen( tel. 001-31-20-623-6143, fax. -20-620-5113 )

Nicolaas Witsenstraat 4-8, 1017 ZH  Amsterdam, The Netherlands

http://www.hotelnicolaaswitsen.nl/engels/home.htm

http://www.medialink.nl/amsterdam/

               

関空では、7月より出国カードの提出が廃止され、荷物検査もそれ程でなくスムーズな流れであった。KL868は抜けるような青空を飛び立つ。大阪湾を周回し高度を上げていく。窓の外には私の育った土地が思い出とともに拡がる。これは私の卒業旅行なのだ。

 

シベリアを越え、2度の食事、2度のトイレ、ガイドブックでオランダについて学ぶうち、瞬く間に12時間が過ぎる。窓の外にはオランダの干拓地が広がる。整然とした畑、風力発電機がならんで回転している様子、そして大堤防が海を貫くのが見えた。

 

スキポール空港のバッゲージは1階に2カ所あり、少々迷うが無事スーツケースを受領する。ゲートを抜けると出迎えの人の列、タクシーに誘う運転手たち。3人目の運転手は親切そうであったので誘いに乗る。ホテルまで85ギルダー(1ギルダー約50円)との事。曇り、気温は日本より5℃ほど低い。

 

片手で運転しながらオランダを説明する。人々のホスピタリティーが良いとのこと。会議の説明、オランダと日本との江戸時代からの友好関係など話すうちに、無事ホテルに到着。85ギルダーであった。4時(日本時間11時)、ホテルから家に電話する。インターネット接続はモデムがトーンを認識せず不成功。

 

多少の疲れを感ずるがホテルの周囲を探索。地図との関連がつかみにくかったが、やっと理解。6,7,10番のトラムと見本市会場への4番のトラムの交点あたり、シンゲル運河の岸辺にはボートハウスが並ぶ。与一という日本料理店がすぐ近くであり、小雨の中、行ってみる。

 

階段を2階にあがるとテーブルとカウンターがある。予約無しはカウンターへ。着物をきた日本人のウエートレスが日本語のメニューを持ってくる。お茶がでて、ラーメンを注文する。マスターはインド人風で日本語に堪能。25ギルダーで美味、エネルギーを与えられた。

 

今は遠くを見つめる時なのだと思う。どれだけ遠くを見つめられるか?が私の人生の可能性を規定するのである。壁紙を宏紀君と晴香ちゃんにする。もう21世紀が始まっているのだ。彼らの生きる世紀が。今日はベルリンで高橋尚子が世界記録めざして走る予定である。 (2001/09/30朝)