参考資料


☆文化プログラム・文化交流


長野市内の小中学生は,〈一校一国運動〉の名称で96年1月から大会期間中を通じ世界各国と交流しました。この活動は来年のシドニーオリンピックや次回の冬季オリンピック開催地のソルトレイクシティーに引き継がれました。
また〈長野オリンピック文化芸術祭〉は,約1年余の間に253の文化プログラムを実施し、アートパラリンピックや音楽会など幅広い分野の活動が行われました。地元の商店街も「一店一国運動」というアイデアで、自分たちの力で支援をしたいという思いが具体化し、オリンピックとパラリンピックに参加している意識が生まれました。
IOC公認で初めての国際ユースキャンプの参加者は、日本を含め59ヶ国の地域から281名の若者が長野県軽井沢町に集まり、開会式や競技を観戦したり、長野市内をはじめ各地でホームステイなどをして文化交流を図りました。


☆企業ボランティア


多くの社会人ボランティアは職場の理解という点で苦労をしていたようですが、企業そのものがボランティアとなって要員をまかなう「企業ボランティア」というのもあります。企業ボランティアの良い点は、ある組織から一括で人員が派遣されることによって非常にまとまりがあることが挙げられると思います。長野オリンピックにおいても、大手企業や地元企業が協力をし、他にはある種の専門知識を要求されるポジションにJTBといった企業がエキスパートとしてボランティア参加していました。
しかし、最近ではフランスワールドカップなどは、一般ボランティアは募集せず、すべて企業・団体の協力だけでスタッフをまかないました。ただ、これを日本のワールドカップやスポーツのイベントでもすぐに当てはめられるかどうかという点ではまだまだ疑問が多いと思います。


☆データ

オリンピック運営要員数

総数: 44,066人
NAOC: 995人
ORTO'98(放送関係者): 2,919人
競技役員: 3,570人
自衛隊: 2,169人
開催市町村支援職員: 1,834人
ボランティア: 32,579人 

パラリンピック参加国及び選手・役員数

参加国: 32か国
参加選手:571人
参加役員:575人


☆バインドエイドの長野オリンピックとパラリンピックに向けた主な活動内容('95.9月〜'98.2月)

・ 英会話を主とした外国語の勉強会
・ 冬季オリンピックとパラリンピック競技のルールの勉強会
・ ボランティアの意識調査のためにアンケート集計(2回実施)
・ ボランティアハンドブック作成(2巻)
・ バインドエイド通信(会報)の発行(オリンピック終了まで毎月発行)
・ 冬季競技観戦(アイスホッケー)と体験(カーリング)
・ オリンピック施設見学(3回実施)
・ 選手全員とユースキャンプ参加者に折り鶴とメッセージをプレゼント


☆NAOCへの協力

・'95、'96、'97年オリンピックデイでのランオリンピックPRイベント
・'96、'97年三越信州フェアーでの五輪グッズ販売
・'96、'97年NHKフェスティバルでのオリンピックPRイベント
・'95年IOC理事会の通訳及び上野駅でのアテンド
・'97年東京ドームふるさフェアーでの五輪グッズ販売
・プレ大会等の成田空港でのアテンド
・オリンピック1年前PRイベント(東京国際フォーラム)
・オリンピック300日前PRイベント(新宿高島屋タイムズスクウェアー)
・オリンピック200日前PRイベント(東京有明)
・'97年IOC調整委員会の上野駅及び成田空港でのアテンド
・日本ハムファイターズ主催ゲームでのオリンピックPRイベント(東京ドーム)
・西武ライオンズ主催ゲームでのオリンピックPRイベント(西武ライオンズ球場)
・大銀座祭り(東京)でのオリンピックPRイベント
・ NAOC職員勉強会の講師参加
・ オリンピック1周年記念イベントボランティア


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