ダイナスターコイルの修復
先日走行中に充電不良、ダイナスターをばらして大急処置はしましたが、かなり老朽化していて今後が心配です。そんな訳でいっそ新しいコイルを巻いちゃおうと思い立ち、早速作業に取り掛かりました。
まずは木型の製作から、これはコイルの芯になる部分です。コイルを巻いた後外れやすいように3つのパーツで構成しました。 |
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芯になる木を両サイドから6ミリのボルトではさみつけ、ハンドルを取り付けます。コイルを固めるワニスが型にひっ付かないように、マスキングテープで養生します。 | |
コイルを巻く装置です。 | |
コイルを巻いた後、取り外しが出来るように、工夫してあります。 | |
エナメル線は0.7ミリのものを使用します。 | |
エナメル線を反時計周りに巻いて行きます。1回目は20回2回目は19回後20−16−16−12-12-8−8−4です。形が扇型になるようきっちり巻いていきます。 一列巻くたびにコイルを型から外すときばらばらにならないようワニスを塗って、おきます。 |
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コイルを巻き終わったら上からワニスを塗って固めます。2度ほど塗って表面が乾いたら、乾燥機入れて、乾かします。 | |
乾燥したら、型からコイルを外します。 | |
型から外したコイルに絶縁チューブをかぶせ、幅15ミリに切った布を巻きつけます。 |
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布がしっかり巻けたらワニスに浸し、真空がん浸します。 | |
高価な真空ポンプは有りませんので、注射器をピストン運動すると空気が抜けるアイテムを考案しました。アルミ管の中に逆止弁が2個入っていて、ピストン運動するとアルミの穴から空気が抜けます。このアイテムの作り方は後ほど! | |
がん浸が終わったコイルは自然観乾燥の後乾燥機に入れてしっかり乾燥させます。 | |
完成です。 | |