2001年1月の日誌

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1月1日(祝)


明治神宮で新年を迎える。3年ぶり。駅員だった頃は、終夜運転対応要員、かつ年越しに休憩が回るように仕組んでおいて、同僚と来るのが恒例だった。まさか3年経って、同じメンバーで来るとは夢にも思わなかった。
小雨が降ったせいか、やや人出は少な目。参宮橋側は意外に穴場だったりするが、今年は通路がやや狭めに設定されていて進みが悪い。それでも0時15分には最前列で賽銭を投げる。いつもながら一番前を守る完全武装の警察官を哀れに思う。
お神籤をひいて(明治神宮のは吉とか凶とかではなくて、人を諭す文言だけなのが特徴)、破魔矢を買い駅へ戻る。
参宮橋側の参道の入口にはAmPmの二階建てバスが留まっており、これも恒例のおしるこサービス。これまではお参りに時間がかかり一度も手に入れられなかったのだが、今年初めてぎりぎりのところで熱いおしるこを手にする。今年は特に寒いせいかおしるこで体が暖まるのがよく分かる。
再び小田急で下北沢へ。改札前でO助役改め駅長が記念カードを売っているので挨拶をし、名刺を頂戴する。あれから3年経って皆異動してしまい元の駅には誰もいないがこうやって降りる毎に誰かに遭遇する。
駅前に出たところで旭川停車中のI氏に電話するがつながらない。北海道で新年を迎え、稚内で初日の出など私も経験してみたいが、今日は天気はどうなのだろう。
おしるこで取った暖が切れる頃、蔵くらへ。人気のない下北沢ではあるが今年は終夜営業中。入ってみると見たことのある顔ぶればかり。一通り新年の挨拶などしておいて、今年の初ビール。サンクトガーレンのゴールデンエールでした。
最近ヴァイツェン系が好みのタイプだということが判明したH澤氏は地ビールにはまりかけているようなので、色々勧めておく。今度は誰と来るのでしょう?この店ならスパイが置けるかな。
周りに営業している店が少ないせいか、一見のお客さんも多く、店は大盛況。店はKさんとYさんの二人で切り盛りしているのでなかなか落ち着く間もない。
3時半頃、ついに、満席になってしまった店を後にし、新宿、浜松町経由で羽田空港へ。もちろん初日の出目当てである。モノレールは意外に空いており、ロングシートの2000では持て余し気味。
5時前に羽田空港着。通路が規制されており、階段で屋上へ。風もありかなり寒いが既に多くの客がしゃがんで初日の出を待っている。私達はと言えば、あまりの寒さにすぐに館内へ避難。3階のベンチで仮眠に入る。
6時半ころ、一人元気にうろうろしていたF井氏から駐車場が穴場との情報を得て、早速足を向ける。ほとんど人はいない。空は既に大分白んでいるが遠方の雲が厚いため陽はまだ昇っていない。
7時、雲の輪郭が金色に輝いて、7時10分初日の出となる。私は初日の出どころか日の出を見るのも初めてだが、空の色の変化や、陽が出るときの輝きの美しさに圧倒される。
F井氏は25分の飛行機で帰宅とのことなので、初日の出を拝むのもそこそこにターミナルへと走る。H澤氏と二人でコーヒーを飲み帰宅。お屠蘇を頂いてあとは爆睡の元旦となる。

1月3日(水)


10時起床。そろそろ新年ボケを直さないと明日からの会社に差し支える。10時半に家を出て池袋に向かう。東武百貨店で風の谷、エチゴ、銀河高原の試飲即売会とのこと。
果たせるかな、風の谷の工場長に会い、一通り味見させて貰う。先日はこっそり丹那の方にお邪魔してすいませんでした。エチゴの人ともちょっと話をするが、時間切れでそそくさとビールを買い込み再び電車に乗る。早起きは三文の得という諺が頭をかすめる。
新宿で用を済ませた後、小田急百貨店の秋田物産展を覗くが収穫なし。町中は意外に人出が多いのでまっすぐ帰宅。

1月20日(土)


神戸暮らしとなって、初めての週末。まだ落ち着かないにも関わらずいきなりの遠出。
6時に起きて、まだ静かな神戸の町を後にする。電車で三ノ宮、バスで大阪空港へ。先週末の大雪が気になるところだがビール欲にはかなわず、全日空新潟行きの便に乗る。同じ距離乗れば東京へも帰れる距離だが、着いたのは一面の銀世界。
新潟空港からは再びバス。道路の両側にはたっぷり雪が積もっている。それでも時間通りのバスに揺られ新潟駅へ着くと、間に合わないと思っていた電車が遅れており、時間を儲ける事ができた。
電車で中条へ。中条からはバスで胎内へ。こちらもたっぷりの雪、かつ高校生の下校時刻に重なり、バスは所要の倍の時間を要して胎内へ。お目当ては当然胎内高原ビール。
地ビールにとっては、シーズンオフ、雪、不便な交通機関と不利な条件が重なる立地だが、週末のせいか数組の客が入っている。いつも思うのだが、バスは私一人しか乗ってきていないのに、どうやって皆ここへ来るのだろう。おまけにここは駐車場も雪で埋まっている。
あまり時間がないので急いで試飲+昼食を済ませ、タクシー&バスで中条へ戻る。電車に乗り、途中新発田で途中下車後、今度は佐々木へ向かう。
聖篭町、『せいろう』と読むこの町は海辺に大きな工業団地がある。何故新潟のこの土地にできたのかは良く分からないが、サッポロビール園もこの中に立地し、そしてオリジナルのビールを製造している。地ビールの定義でどうなるかはともかくとして、しばしば地ビールの本にも登場するこのビール園も地ビールマニアとしては外せない所。全くバスもない所なのでタクシー代をはたいて往復し、新潟県の全制覇を果たす。レストランはそこそこの規模だが、その立地ゆえにシーズンオフの休日の集客には苦労しそう。私の他は家族一組だけとちょっと寂しい状況で試飲+夕食となった。新潟駅前のビジネスホテルに投宿、翌日に備える。

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