◆美少女戦士セーラームーン(実写版)(TBS系同時ネット)


(2003/11/5)
 等身大変身ヒーローものは見ていなかったのですが、実写版は予想どおり特撮CGが売りのよう。それを除けば、5話なんか「中学生日記」でしたね。
 亜美ちゃんのポケコンや海野のパソコン通信から時代は進化し、今や防衛隊員でなくても通信、情報収集のアイテムを一般人も持っている。未来世界が今現実になっているんだと実感。だからケ−タイの使用は当然すぎて、(たとえば、変装ペンがケ−タイに置き換わっただけで)奇抜な発想に乏しい。
 特撮もCGによる変身。着ぐるみの造形はちょっと・・・(アニメ版初期の美女妖魔ってのが気に入っていました)。
 ルナは、ぬいぐるみとCGの併用か。考えたね。声は懐かしい潘恵子さん。で、アルテミスは、高戸さん(^_^;)?
 亜美ちゃんは、やはりショートがいいのに。マーキュリーに変身すると正体が隠せるからなのか。そのわりに(原作でもそうだったが)変身後もお互い本名で呼び合っているのは疑問。
 月刊誌ペースで、今週はもうジュピターまで登場。早く5人揃えて戦隊シリーズのようにしたいのか。あと数話、うさぎちゃんだけの戦いや、うさぎと亜美ちゃんの友情など、もっと一人ひとりのストーリーが見たかった。
 レイちゃんの性格とかは、原作寄り。アニメ版は無視して、原作からストーリーを再構成するということだろう。四守護神とプリンセス探しで影武者ネタありという展開になるのだと思う。アニメの時は、原作と追いかけっこになって、虹水晶だの最強の妖魔七人衆だの時間稼ぎをしたわりには、あっさりと「ヴィーナス=プリンセス」を否定と、ちぐはぐな展開。少なくとも、原作を読んでいる視聴者は(たぶん)圧倒的に少ないんだから、アニメはアニメできっちり意外な展開が描けたはずなのに、もったいないと思っていました。

(2004/1/11)
 1クール終わって、四天王のうち、ジェダイト、ゾイサイトが早くも退場。石に戻っただけなので、今度はエンディミオンの部下として復活するのだろう。このペースなら、26話でダークキングダム編は終わり、次の2クールでブラックムーン編か?
 月のプリンセスとして、セーラーヴィーナスが現れ、原作通りの設定で進むようだ(アルテミスの声は、高山みなみさんだった)。しかも、うさぎちゃんがアイドル美奈子の影武者になるという逆の展開もおもしろい。
 換骨奪胎した新しい「セラムン」と言えると思いますね。


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