ぴたテン(コゲどんぼ・作)


 昨年秋、「デ・ジ・キャラットにょ」と同時期に放送開始されたので、似たような印象を受けたのですが、こちらはシリアス(タイトルの意味がわかりません。樋口の『ひ』、大ちゃんの『だ』、天ちゃんの『てん』を取って「ぴた天」?「見習い天使美紗」とかだったら、平凡なネーミングですけど)。
 押し掛け女房的なストーリー
(注※)を見て、こりゃ、期待できんな、と早々と録画保存をやめたのですが、だんだんおもしろくなってきました。
 これって、原作が終わってないうちに終了したという作品ですね。原作が現在進行形だと、アニメの終わり方は、中途半端か、ばらまいてきた伏線をなんとか収拾してまとめるって感じで慌ただしくなります。この作品は、主人公湖太郎とクラスメイトの学校生活を中心に、天使の美紗と悪魔の紫亜、お目付役のニャー(原作よりも前面に出てる)をコミカルに絡ませています。湖太郎の子孫に出会う原作とは路線を変えて、美紗の天使試験の成否で締めました。原作は、ハードな内容。作者は女性なので、心理描写も細かい。

(注※)特に恋愛シミュレーションゲームをアニメ化すると、たくさんの女の子達と同居するという、あまりに突飛な設定になり、私には、ついて行けません(現実に有り得ないからゲームやアニメで妄想するということでしょうが)。その点、「センチメンタル・ジャーニー」や「To Heart」は、無理のない作りでしたね。「北へ。」(AT−Xと北海道限定放送)も、1人のキャラを前後編で描いています。

                               (2004/2/2)


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