◆コスモウォーリアー零(松本零士・作)(AT−X・・8時間20分遅れ


 Gペンのうねうねした独特の描線が、まさに松本タッチで、これまでの松本漫画に最も近いアニメです。
 いかんせん、全13話では短い。「火竜」(主人公の乗る宇宙戦艦)の発進までもう1話を使ってじっくり描いた方が良かったし、大マゼラン星雲の大テクノロジア星へは、これも1話で到達。敵の攻撃、超自然の克服など、障害を詰め込んだもののすぐに解決。もったいない。
 艦内の人間と機械化人たちとの葛藤も、何度か描かれ、それなりのみどころはありました。良い意味での「ヤマト」的なシーンが、随所に見られます。
 ハーロックやトチロー、エメラルダス、メーテルなど、お馴染みのキャラも登場。松本先生は、「理論武装は完璧」と言明していますが、以後の各作品にどう繋がるのだろうか?
 

(2001/9/16)


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