T-26・青師団高 校
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《 製 作 過 程 》
T-26・箱
ロシアのメーカー、ズベズダ社のT-26軽戦車(1933年中期型)で、無線のフ レームアンテナが砲塔周囲を取り巻いています。

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ロシア・東欧の製品は、全体的に骨太で、薄いはずの装甲も厚みがタップリあります (^_^;)。中古をネットショップで入手。デカールは黄ばんで劣化していますが、使わないので問題ありません。履帯はベルト式。このあと発売されたリ ニューアル版は履帯がプラスチック製で、起動輪に巻き付く曲線部は履板1個ずつ組み、直線部は1枚に繋がっているそうで す。

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押しピン跡は、タミヤ パテで埋めました。ボギーの張り合わせは軸の1か所のた め、プラ棒で補強します。

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フロントが1mmほど短かったためプラ棒で延長しました。右側にも隙間があったので プラ版を細く切って埋めました。

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さらに、後ろは1mm以上はみ出しています。ここを削るとボルトなどのモールドがな くなり、下を削ると底面のモールドがなくなります。

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斜めに削って、どちらのモールドも消さないようにしました。

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塗装前、砲塔も取り付けてみました(車体と砲塔、起動輪、誘導輪は、別々に塗装)。

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以前に 作ったボンプル学園の7TP双砲塔戦車。どちらもイギリスのヴィッカーズ6t戦車を元にしているので、前面装甲や足回りは似ています。

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 オリーブグリーン(タミヤアクリル XF-58)をエアブラシ塗装した後、青師団高校のデカールを貼り、つや消しトップコートで表面処理しました。
 ところが、このあと大問題が発生!
 なにぶん古いキット、樹脂製のベルト式履帯が劣化で短く なっていたため、ガスコンロの火にかざして伸ばそうとしたところ、かえって縮 んでしまいました(>_<;)。ドラゴンのケッテンク ラートのとき、履帯が張り過ぎのようなので両端を手で引っ張って少しずつ
伸ばしていたのですが、今回は熱を加えたのがマズかった。ますます短くなってしまい ました。モデルカステンからT- 26用可 動履帯も発売されていますが、戦車1個分と変わらない価格。さて、どうするべきか・・・。
 だがしかし、なにもきれいな戦車に仕 上げることはない。試合で戦闘不能になった姿にすればいいのではないかと、履帯が切れたジオラマに仕上げようと思いました。


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100円ショップの木製プレートをベースに選びました。周囲が細い木で囲われている のも雰囲気が出ます。

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継続高校との対戦場所は雪原と湖沼のステージ。沼地に雪が積もったイメージにしまし た。発泡スチロールを木工用ボンドで接着し、大雑把に地面の凹凸を付けます。

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戦車を起き、レイアウトを考えてみました。じ・つ・は、この間、砲塔を床に落として フレーム アンテナの支柱が全部折れてしまったのです(>_<;)。どっちみち負け試合の白旗が上がるので、これでダメージ効果も思い切ったことができ るようになりました(開き直り(^_^;)ゞ

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紙粘土で覆いました。戦車が左上の岩に乗り上げる設定なので配置の場所に履帯を押し 付けて跡を付けました。

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白のアクリル絵の具で筆塗りした後、地面が見えている部分に茶色を塗りました。

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ドリップコーヒーの出がらしを茶こしで荒い粒を取り除き、紅茶(薄い茶色)も少し混ぜました。マットメディウムを塗った部分に茶こしでふ りかけました。

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情景テクスチャーペイント(雪  ホワイト)も購入していましたが使いませんでした。スノーパウダー(粉雪 細目)より少し粒が大きいようです。

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プレートについていた麻ひもをカットして枯れ草を作ります。細くしたひもを真ん中で 折って束にし、木工用ボンドでくっつけました。

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長さを適度に切って地面に接着します。

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その他、以下の行程で雪の情景を作りました。
(1)アクリル絵の具で白く塗装した部分にマットメディウムを塗り、スノーパウダー をふりかけます。
(2)戦車はベースに固定。外れた履帯は樹脂用ボンドで地面に接着しました。
(3)
融けかけた雪の表現としてマットメディウムにスノーパウダーを混ぜ、粘り気を出して車体や履帯に筆で塗りつけ ます。
(4)マットメディウムは「つや消し」ですが、木工用ボンドは乾くとツヤが出るので水で薄めた木工用ボンドにスノーパウダーを混ぜ、車体や地面に付けてみ ま した。写真ではわかりにくいかもしれませんが、光に反射して水っぽい感じが出ました。
(5)茶色の地面の水たまりは、薄めた木工用ボンドを塗りました。

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白旗は、プラッツのティーガーI「グレードアップパーツ」のボーナスパーツより。T -26の構造がどうなっているのかわかりませんが、砲塔の突起物の上部を切り、中を2.5mmのドリルで穴を 開けました。フタの蝶番(?)は伸ばしランナーを丸め、半円に切って取り付けました。




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