パンターD型 (黒森峰女学園)
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迷彩模様は、砲塔と車体を別々にエアブラシ塗装したので、少しズレています(^_^;)。

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エンジングリルのメッシュはアニメのG型に準じて、付けていません。


《 製 作 過 程 》
(部分ごとに解説しているので、組み立て、塗装などの 順番が前後 しています。)

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ロ シアのズベズダ製(2014年発売)で、18年に購入。パンサーD型は、タミヤからも出ていましたが(2015年)、タミヤはG型後期を持っていて、他社のも作っ てみたいと思いました。
「ドイツ戦車データベース(4)パンサー戦車」や、「アーマーモデリング2015年6月号 パ ンサー戦車のD to F」には、好意的なことが書かれていて、実際、パーツの整形修理や、パテ埋めなどをするもことなく、素直に作れました。
なお、黒森峰女学園の保有しているパンターはG型後期で、他の型は未登場です。

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箱の裏面もカラーです。

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ズベズダに限りませんが、外国製のランナーは剥離剤が残っているため(見た目では判らない)、中性洗剤に一晩浸して剥離剤を落としました。(そういえば、AFVクラブのT-34の履帯セットは、何もせずに組んだけど、指が少しべた付いた感覚があったなあ)

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転輪のランナーは2枚。履帯の接地部分は直線の一体成型になっています。

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履帯は、直線部分を使わず、バラだけを組み立てても1両分の数があり、可動履帯ができます(ただし、予備履帯がなくなる)。
キューポラの視察口とフロントのペリスコープ、及びボッシュライトのレンズは透明パーツ。
エッチングパーツは付属していません。

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履帯は、曲線部分は1枚ごとに、接地面は直線パーツを2枚つなげます。別パーツになっているガイドホーンは開孔されています!( III号突撃砲で使用したカイゼンのヴィンターケッテは穴がなかった(>_<;))

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視察口のガラスは透明パーツです。

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後ろのエスケープハッチは接着せず、開け閉めできます(塗装したらピッタリ閉まらなくなった(^_^;)。

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排気管は浅い凹みがあるだけなので、1.5mmのピンバイスで深くしました。

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実車には、排気口に異物混入防止の仕切りが入っているので、エバーグリーンのプラ棒(厚さ0.25、幅0.5mm)を入れました。カメラアングルのせいか、傾いて見えますが、車体に平行です。

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OVMラックは、押しピン跡 が表側になっていますが、OVMを取り付けたら見えなくなります。

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「側面のOVMラックは車体側の溝にはめ込むことで、実物の薄さが再現される(ドイツ戦車データベース(4)より)」というということを実感。

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車外装備品は、車体の迷彩塗装をしてから取り付けました。消火器は別個に迷彩処理。留め具などは、エッチングパーツに替えずにそのままです。

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車体は裏側からの画像。中に組み込むラジエーターはマホガニーを塗り、ファンはメタリックグレイ(XF-56)です(色はよくわからなかったからテキトー)。

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外から見るとほとんど見えず、この後、迷彩を何度も塗装するうちに中の色もわからなくなってしまいました。

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上下の車体の貼り合わせも隙間もなくピッタリで、パテの出番なし(^_^)/

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トイレットペーパーの芯を持ち手にして、タミヤアクリルのダークイエロー(XF-60)をエアブラシ塗装。起動輪(回転します)以外は別個に塗装します。

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地のダークイエローになじませるため、オリーブグリーン(XF-58)にダークイエローを9:1の割合で混合し、エアブラシ塗装。シュルツェンも付けて(脱着可能)連続した模様にしました。
しかし、細吹きもできるハンドピースは、ダブルアクションの指の操作が難しく、ぶっつけ本番で塗ろうとしたために線が太くなり、グリーンの面積が予定以上に広 くなりました。
迷彩模様は説明書の塗装図(ただし、左側面と真後ろだけ)を参考に、あらかじめ鉛筆で線を入れたのですが、グリーンの幅が太くなり、塗装図とは似ても似つかない単調な模様となりました(-_-;)。また、ダークイエローの内側にも、グリーンの粒子が飛び散りました。
なお、
以前の故障したスプレーワーク ベーシックコンプレッサー(タミヤ)のハンドピースは、まだ使えるので、広い面積を塗装する時に新しいコンプレッサーのエアホースに付け替えて使っています。

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上からダークイエローを吹付け修正したら、今度はグリーンが消えてしまいました(^_^;)。

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再度グリーンを塗装。境目がぼんやりしすぎたかもしれません。ただ、塗り重ねても厚ぼったくなってディテールが潰れたり、不自然に段差ができたりはしませんでした。

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砲塔と砲架、それにバスケットが再現されています。
砲身は、左右のパーツを張り合わせた後、タミヤパテで隙間を埋め、サンドペーパーで均しました。パテを使ったのは、ここだけ。
砲塔内部は別々に塗装したあと組み立てるため、接着部分はマスキングテープで保護しています。


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砲塔内部は、パーツごとにタミヤアクリルのホワイト(XF-2)をエアブラシ塗装し、椅子やハンドルなど細部の塗り分けをした後、バスケットを接着しました。

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車体色(ダークイエロー)をエアブラシ塗装する前に、キューポラ内部の周囲にマスキングテープを貼り、穴も塞ぎました。バスケット部分は、持ち手を兼ねて、筒状に隠しました。

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砲塔も、グリーンの面積が多くなりました。
(砲塔単独で撮影してなくて、車体の奥になっている画像を使いましたm(_ _;)m)

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車体と同様、ダークイエローを重ねてグリーン部分を細くし、さらにグリーンを塗り直しました。

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モデルカステンの校章デカールを貼りました。「森」の右下が盛り上がっているのは、ピストルポートです。G型後期(アニメ本編)ではピストルポートが廃止され、平面になっています。

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バスケットも再現されていますが、ほとんど見えなくなります。

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キューポラの視察口は、塗装の時にはマスキングテープで保護しました。

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予備履帯にするバラの履板は、瓶入りサーフェイサー(ブラック)を筆塗りし、タミヤエナメルのブラウン(XF-10)を塗りました。このあと、メタリックグレイ(XF-56)を角などにこすり付けます。

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連結した履帯は、瓶入りサーフェイサー(マホガニー)をエアブラシ塗装。バフ(XF-57)を薄めて筆塗りしました。

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転輪などは爪楊枝に刺し、エアブラシ塗装。周囲のゴム部分は、タイヤブラック(XF-85)を爪楊枝を回しながら筆塗りしました。数が多くて面倒(T_T;)
バフの色に合わせて、ファレホのピグメント2種を調合して、アクリル溶剤で塗りました。
Light Sienna=明るい黄褐色(73.104)を多めに、Desert Dust(73.121)と調合 】

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本体の迷彩塗装後、水性トップコートを吹き付け、タミヤエナメルのブラックで墨入れ。
車外装備品を接着しました。
(A)(B)のワイヤーは、ランナーでは同じ番号ですが、形が左右違います。
(C)の砲身クリーニングロッドケースも、車体とは別に塗装して接着しました。
転輪の奥の車体側面は、ピグメントを塗りましたが、ちょっと雑でした(^_^;)。

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ティーガーIでもお馴染みの挟み込み式の転輪。内側は見えないだろうと、あえてダークイエローを塗らなかったけど、サーフェイサーの塗り残し跡が気になります。この後やっぱり塗った(^_^;)。
後ろ(右端)の誘導輪は最後に残して、転輪をセットし、輪っかにした履帯をはめ込みました。

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仮組みの時は履帯を組み立てながら長さの調整をして、直線以外のバラのパーツは57個を組みました。しかし、いざ起動輪の歯に掛けて、後ろの誘導輪まで巻きつけようとすると、ピンと張りすぎました。結局、2コマ足して59個にし、自然なたるみになるようにしました。

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(凝るところは凝るくせに、一方で安易な方に妥協してしまうという、自分のいい加減さを晒すようですが、今後の参考にするため記録を残しておきます(^_^;)ゞ)
知ってはいたんです。左右のピンの長さが違うことを。(モデルカステンでは、長いピンを突き通して履板をつなげる形式で、このズベズダの履板は両端だけピンが成形されています。)
パーツナンバー[1] のパーツは[1]同士を、[2] のパーツは[2]同士をつなげましたが、ピンの長いほうが外側なのか内側なのか分からなくて、正解確率2分の1で取り付けました。
(この画像は、使わなかったパーツをあとで撮影しました)
正解は、[1] が進行方向右側の履帯、[2] が左です。

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履帯は左右間違って取り付けていました(>_<;)。
(A)は、右側の履帯で、内側になるピンは長くなっています。(B)では外側のピンが低い形です。逆でしたね。
撮影も終わって、この製作手順を書いている途中で、組立説明書に左右履帯の取り付け位置が記載してあることに気づきました。
なお、これもあとでわかったことですが、「ドイツ戦車データベース(3)・III号戦車/突撃砲」に、ドラゴンのマジックトラックの説明で「連結ピンがはみ出ているのが外側になる」と書いてありました。


パンターD_ズベズダ_12
シュルツェンを外して撮影。起動輪と転輪の上に掛かる履帯も自然のたるみ方です。




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