現像されたフィルムの第1コマ目の始まる前の部分を収集しています。この部分は、フィルムをカメラにセットする時にすでに露光されていますので、写真として現像される事はありませんし、人目に触れる事もあまりありません。しかし、光を通した時、その美しさに気付き、マウントしたりプリントしてみる事にしました。その色の輝きはマーク・ロスコの絵画を彷佛とさせ、タイトルにしました。
マウントされた1コマ1コマのM.M.Rothkoは、無意識かつ意図せず、多数の人々の同じような行為の繰り返しの中、あらゆる偶然が重なりあってできた産物です。
これら無意識と偶然の内に記録されたものは、丁度抽象画を見る時のように、人に各々の記憶や経験を思い出させ、様々な解釈をさせます。