秋の七草のひとつ。万葉集巻三に大伴家持の歌として なでしこがその花にもが朝(あさ)な朝(さ)な手に取り持ちて恋ひぬ日なけん が見え、伊藤博の校注(万葉集 上巻=角川文庫・ソフィア)は、”なでしこは、かわらなでし こ”としている。