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FT-817(1.9から430MHzまでのオールモード機)を購入したので、移動運用を目的とした21MHzモービルホイップアンテナを作成し アンテナ製作のための基礎実験を行う。
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既存のアンテナ(ジャンク品)を使う。
使用帯域幅(21MHz帯)をカバー出来るもの。
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実験風景

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経緯
・インピーダンス計の測定結果が200Ω以上になった。 無線機の出力を1Wに設定しSWR計の値を測定する。 ・進行波は測定不可(メータが振れない)。 ・反射波は約1W。 この状況はアンテナとして機能していない。(同軸ケーブルから電波が出ている状態) ・アンテナと送信機との整合を取るために4:1のマッチングコイルを作成する。 ・マッチングコイルを挿入し再度インピーダンス計で測定し45Ωとなり50Ωに近い値になり整合が取れた。 1.無線機の出力は1Wに設定しSWR計の値を測定する。 ・進行波は約0.5W ・反射波は測定不可(微動)。 2.無線機の出力を5Wに設定しSWR計の値を測定する。 ・進行波は約3W ・反射波は約2W ・VSWR値は 4.5 ・アンテナコネクタのエレメントに空芯コイルと250pFのトリマコンデンサを追加しカップラを作る 1.コンデンサを適当に可変しノイズが最大となる場所をさがし調整電波を出す。(CWまたはAMモード) 2.この時のVSWR値は約2.5(まだまだ反射波が相当ある) 3.アンテナ基台上のM型コネクタのアース部分とトリマコンデンサと空芯コイルの接合部分を結線する。 この時のVSWR値は約1.1を示し反射波は1W以下となつた。(コンデンサを可変し最大ノイズを探す) 4.無線機の出力を10Wに設定しSWR計の値を測定する。(IC-726 100W機にアンテナを接続) ・ダミーロード(50Ω)で出力が10Wであることを確認 ・VSWR値は 1.1 ・周波数帯内でのVSWR値の確認(21.0と21.2と21.45MHz付近でCWモード) VSWR値は 1.1から3.0の範囲となった。トリマコンデンサで調整すると最大でVSWR値1.2にまで 下げることが出来た。
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反射波は給電部(送信機側:一般的には50Ω)とアンテナ側(エレメント等)のインピーダンスのミスマッチにより発生する ことが分かった。送信出力(エネルギー)を最大限にアンテナ側に供給するには、SWRを1.0までに下げることでありアンテナ インピーダンス及び給電部(同軸フィーダ)インピーダンス(長さ他)と最低2箇所で整合を取る必要がありそうだ。