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子供の遊び場は公園の種?
遊びは「やってみたい」という気持ちになったとき遊びがはじまるということ。
ひとりが「やってみたい」と思ってやりはじめると他の人もそれをみて「やってみたい」と思いそこで人と人の関りがはじまる。
そして、やってみたいことをはじめると、できないこと、できること、状況を考えて工夫しなければいけないこと、あきらめること、気を取り直すこと、他の様子を観察すること、できない子に教えること、他のがっかりした人をなぐさめること等、人が生きていくうえで必要な全てをこどもが身に付ける機会に出会うことができるのです。
ですから幼児や児童の遊びは生き物としての自主的な行為であって、基本的に場所や形を選ぶ訳ではありません。
また「幼少時の自由な遊びが、その人の発想の豊かさ、個性を伸ばしてゆく方向の模索などに大いに役立っている....子供時代の自由で豊かな遊びの保証ということからはじめねばならない」と河合隼雄さんもいわれているように、遊びは幼児や児童全てに保証されるべき権利です。
はじめにもどる
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さて危険には2種類あると言われています。
●危険を予測できて、回避しつつ実行するか、回避できないと判断して実行を取りやめるかいずれかの判断を選べる危険。遊びの魅力そのもので、もしこのような危険がまったく見当たらないとき、その遊び場の魅力はなくなり、活動的な利用者は公園の外に魅力的な危険を求めざるを得ないことになり、交通事故等更に大きな危険を誘発する恐れもおきてしまうかもしれません。
●予測できず遭遇する危険。ボルト等鋭利な角が飛びだしている、頭が抜けなくなる、かばんのベルトがひかかる、有害な塗装、不慮の落下時の高さ等の設計上の不手際や、床板が割れる等の破損をはじめとするメンテナンスの不備で起こるもので、特に注意深く取り除かねばならない危険です。
いずれも設置時だけでなく、利用の状況にしたがい変化し続けるものですので、利用者本人、家族等利用者の周囲、メンテナンスに関る者との間での密接な意志疎通と危険の水準がわかりやすく予測しやすいことが必要とされると思われます。
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その場へ居合わせるだけでも気持ちをわくわくさせる遊具。
見る人にやってみようという意欲をおこさせたい。
今はできなくとも、いつの日か挑戦してみようという意欲を起こさせるもので、更にその場へ居合わせるだけでも、他の人が利用している様子を見るだけでも楽しくなる美しい造形でありたい。
能力とのバランスがとれた安全性を実現する遊具
やってみようという気持ちを誘うような見た目の難しさと危険回避に必要な能力のバランスがとれた楽しい安全さを確保していること。
利用者と管理者(遊具の設計者、公園の計画者を含む)の間での安全感覚、危険回避能力の情報の交換で安全な利用の幅を拡げたい。
幼児が登れない高さの梯子や鉄棒、危険ケ所へは柵等での分離等を織り交ぜて楽しい雰囲気で安全性を確保したい。
必要に応じ補助者のスペースがあれば手助けを得ての利用で、利用対象を拡げることが可能になることもある。
歩くだけでなく、寝ころがる、手を使って動く等多様な運動の可能な周囲の床野整備や、飛び降りた際の安全性をたかめるクッション材、他の活動的な遊びとの動線の交差の排除、外からのアプローチのしやすさ等総合的な安全性とのバランスも同時に満たしたい。
偏らず多様な能力をひきだす豊かな選択肢のある遊具
遊具の選択の際、大人の評価を優先すると、とかく教育効果を重視しがちで、運動能力をはじめとする限られた能力のみに関心が偏りがちになることが多い。
人の能力(子供の能力)はもっと幅広いものであるので、経済的な能力に直結する分野の能力が劣っていても他の面の能力は優れている場合は多いので交流のきっかけとしても大事にしたい。
社会の多様性を実現するためには、多様な能力を平等にひきだすことを計画的に実施したい。特に触覚は視聴覚のみが偏重されることの多い現実の社会生活では幼児期以外は関心をもたれることが少ないが、発生的にも視覚や聴覚の元でもあり、神経発育の基本となるもので、固有の能力を要求することも少なく最も基本的で重要な感覚であるといわれている。
触覚を含め形、色、音等幅広くできるだけ多様な能力で遊べる選択肢を用意したい。
はじめにもどる
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植栽設計
公園における植物の特徴は視覚的な面のみではなく、風にそよぐ葉や小枝の音、幹や葉の触感を味わえます。
触ると香りがある植物
ローズマリー、タイム、スギ、においひば類(コニファー、さんしょう(トゲ無し品種)
ほとんど一年中楽しむことができます。
花に香りがある植物
ジャスミン、キンモクセイ、ギンモクセイ、クチナシ、
誰もが季節を感じる植物です。
車イスのままで触れる花壇
テーブル型の花壇、特に普通の花壇より視線が近く花の詳細まで見えるので、普段気が付かない花の魅力が楽しめ、修景面も効果的なものです。
休養施設、管理施設
公園はのんびり、ゆっくりと楽しみたいものです。
ゆっくり休める場所があって、気持ちのゆとりができると、挑戦する積極性もよびおこされ、ふれあいの機会も増えます。
特に夏季は日差しが強く、遊び場の環境は厳しくなるので、利用者のみならづ、介添え者にも、日陰を主とした休養施設の併設が望まれます。
水飲み、便所等の未整備が特に身障者の利用に重要な制限要因になることもあります。
さあ公園の種にふくらむかな
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(C)出典
福祉都市環境整備指針(名古屋市民政局 平成3年11月)
もっと自由な遊び場を(遊びの価値と安全を考える会 平成10年)
こどものあそび環境 (仙田満 昭和59年)
臨床教育学入門(河合隼雄 平成7年)