2、虔十公園林
宮沢賢治のすばらしい小品に虔十公園林というのがあります。 題名に公園が使われているのは他に知りませんがこの小品はいかにも宮沢賢治らしく つらくてあたたかい作品です。
今読むとすこし宗教色が気になるかもしれませんがお葬式ではお念仏が自然な国ですから庶民的な表現と解するべきなのでしょう。
この時代、しかも岩手県で公園という言葉がどんな響きを持っていたのか、宮沢賢治がどんなイメージを持っていたのかと私には胸が詰まるような作品です。
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