絵タイルをつくる


私の関係した公園では絵タイルをよくつかいます。
タイルは丈夫で雨や日光にさらされても長く持ちますので町の風景に焼き付けるにはとても適していると思います。
モザイクタイルを使えば安全だし、入手も簡単です。
よしっつじゃつくろう。 ということで平成13年2月施工の稲荷公園の事例を業者さんが撮ってくれたのがあるので、あげておきます。

まづ公園の飾りを作るのですから、公園の広さと太陽の明るさを製作者が受け止めなければいけません。

そのためにはその絵タイルが設置される現場で作業するのが一番です。
はっきりしていて基本的なことなのですが、以外と実行するのが難しいのです。
雨が降ったらどうしよう! 施工次期は寒くて風邪を引きそう! 工事中の現場は危ないんじゃないか?等等「管理者=世話人」は心配してしまいます。
●いいえ断固として現場でやらねばです!後世まで残るんだから最高の公園を作らねば意味がありません! 「小学校の体育館でいいんじゃない?広いし、屋根も有るし...」
「ダメー、光が全然違います、広さも違いまーす!」
ついでに言っとくとはじめに下絵を描いてくるのも良くないです。
考えておくのはいいけれど、一度室内で紙に書いてしまうと、その影響から抜け出すのが大変で絵が死んでしまいます。

●モルタルを練ってモザイクタイルを貼付けたら、感触が最高です!
「モルタルは夏はすぐ堅くなるし、冬はいつまでも柔らかい。手や服は汚すし、タイルも汚して、貼付けるのもがたがたになってしまう。」
はい、世話をする業者さんは大変なのは確かに...でも柔らかいモルタルの中に沈んでいくタイルと悪戦苦闘するのはいい思い出に...
「業者の方で余り手直しが多いと意味がなくなるよっ」

堅めのモルタルを敷いておいて、目地モルタルを業者さんの方で丁寧にやってもらうとたすかるんだけど.....
と云うわけで子供たちにやってもらうのは難しいモルタルをつかわづ、板の上に並べたタイルを紙張りで後日コンクリに埋め込みという方法を稲荷公園ではとりました。


●モザイクタイルを用意された台の上に並べて、


●並べたタイルに水糊を刷毛でそっとつけて紙を載せます


●紙を貼ったタイルは台ごと適当な施工次期まで保管します。


●タイルを春場所に砂モルタルを入れて(図の左)
●下地モルタルを均して(図の上)
●タイルを載せて背景にもタイルを並べてあります(図の右)


●子供たちが作ったタイルの紙をはがしているところ、同時に周囲にもタイルを並べてるところです。


●並べたら踏み付けて、平らにします(絵がつぶれると大変なので機械はつかえません。)


●きれいになったとおもったら、何とモルタルを上からすり付けて


●あーあ完全に泥に埋まっちゃった、このあと表面のモルタルをふき取って(この場面の写真が無い!残念)でもこのモルタルのおかげで丈夫に固定されるのですね。


●できあがりはこんなふうになります(別の場所の写真ですが)待ちどおしいですね。

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