| ■3DSってなに? 3DSとは、3つのDすなわち Dental Drug Delivery System (デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略称です。むし歯の主な原因菌であるミュータンス菌を直接除菌する、根本的なむし歯予防法です。 2002年に国立感染症研究所(武内博朗ら)が発表した技術で、従来にはなかった新しいプラークコントロール法です。 |
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| ■3DSの流れ 1. 唾液検査 唾液を採取し、ミュータンス菌や他の口腔細菌の数や全体の中での比率などを調べ、正常値と比較して除菌が必要かどうか判断します。 当院では、口腔内全体にむし歯菌の占める割合がわかる潟rー・エム・エル(BML)の検査システムを採用しております。 |
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| 4. バイオフィルムの染色 歯面に強固に付着している細菌の膜(バイオフィルム)を、染色液を使って 染め出します。染色は、3DSを行なううえで極めて重要なステップです。 ![]() 上下片顎ずつ十分に染色剤を塗布 |
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バイオフィルムの化学的除去 歯列にドラッグ・リテーナーと薬剤を用いて、化学的な除菌を行ないます。 |
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ホームケア このあと約一週間、家庭でのケアを行ないます。 ○歯ブラシはミュータンス菌の再感染防止のため、新しいものと交換します。 ○3DS実施の直後は糖類を控えるようにします。 ○1日1回、寝る前のブラッシング後、ドラッグ・リテーナーにホームケア用の除菌ペーストを入れて5分間装着し、歯の表面に作用させます。これを次の3DSまで、毎日行ないます。 8. 再度3DS 約一週間後に再度、機械的・化学的除菌処置を実施します。 9. 効果の判定 約50〜60日後に、二度目の唾液検査を行ないミュータンス菌の菌数をチェックします。基準値をまだ上回るようであれば、3DSをもう一度実施します。 10. メンテナンス 約6ヶ月の間隔で定期検査を行ない、PMTCなどによるメンテナンスを継続します。 |
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☆子供をむし歯から守るために☆ |
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むし歯の原因になるミュータンス菌は、まだ歯の生えていない赤ちゃんのお口の中には存在しません。ツルツルした面にだけくっつく性質を持っているため、歯が生えるまではくっつく場所がないのです。この細菌は、赤ちゃんに一番近い人から感染します。赤ちゃんとのスキンシップや、同じスプーンや箸を使った食事などで、唾液を介して感染するのです。特にWindows of infectivity (感染の窓)と呼ばれる生後19ヶ月から31ヶ月の間、1歳から2歳半くらいの時期に感染することが多いといわれます。 ただし、感染を恐れてスキンシップまで避けるというのは大間違い。お母さんのお口の中の善玉菌をお子さんに移してあげることも必要です。善玉菌が住み着いてしまうと、今度はむし歯菌が感染しにくくなります。 要は、感染しやすいといわれる1歳から2歳半の時期にむし歯菌がうつらなければ、その後いくら唾液と接触したとしてもむし歯にはならないのです。 問題はお母さんのお口の中のむし歯菌の量です。妊娠中は不規則な生活や偏食、つわりなどでどうしてもオーラルケアがおろそかになり、お口の中が汚れやすい状態になります。また、治していないむし歯があると益々ミュータンス菌が増加します。むし歯があればまず治すこと。唾液検査を受けて、むし歯菌の比率が多ければ3DSを行なって除菌しておきましょう。できれば妊娠前から定期的に歯科検診を受けておくとよいでしょう。 |