▲360度の世界 - 九州


鹿児島




天草松島・千巌山(あまくさまつしま・せんがんざん)
●所在地:熊本県天草郡松島町(R266) ●撮影日:2000/09/28(木) 晴(雲多い) ●環境音:自分ひとり、静か ●感想:工事箇所が多いなあ
九州本土の宇土半島からR266で天草五橋を渡り、天草上島の北端、千巌山から天草松島を眺める。標高162m。数百段の階段で登る。 写真右奥の大矢野島は天草四郎時貞が育った島。その間に20余りの島々が浮かぶ。15歳の四郎が立て籠もった原城は中央の海の先。 昭和41年完成の天草五橋。当時の技術の粋を凝らし、うち2橋は同型式中、世界的な規模。現在は日本中にこれ以上の橋が多数架かる。 風光明媚ではあるが、しかし目を凝らせば切り崩された崖や建設機械など、工事現場がやけに目立つ。橋と同様、日本中で目にする光景。


牛深・ハイヤ大橋(うしぶか・はいやおおはし)
●所在地:熊本県牛深市(R380) ●撮影日:2000/09/29(金) 曇→雨 ●環境音:漁船のエンジン音 ●感想:冗談みたいな橋、まるでF-ZERO!
天草下島南端の牛深市。九州本島からは宇土半島から天草五橋を渡り、上島、そして大きな下島と、延々走ってようやくここに到達する。 これは平成9年完成の牛深ハイヤ大橋。市街をバイパスする道を海上の橋として作ってしまった! 美しく弧を描いた超未来的な橋。 橋長883m。熊本一の長さ。関西空港を設計したイタリアのレンゾ・ピアノ氏らの設計。建築物では日本で初めて著作権を取得したそうだ。 下島東岸の県道26は一人旅に慣れた身でも心細くなる鄙びた道。その果てにF-ZEROのコースみたいな橋が。驚愕すること請合い。


都井岬(といみさき)
●所在地:宮崎県串間市((県)36) ●撮影日:2000/09/25(月) 晴 ●環境音:微かな風の音 ●感想:常夏〜!
宮崎市街から豪快に飛ばせるR220,R448で日南海岸を南下、その南端に突出した都井岬。ソテツの自生林(特天)は常夏の国の雰囲気。 牛馬保護協力費の400円を払って岬への道を進むといきなりサルの親子が。緑の丘の斜面には一面、赤い彼岸花が咲きそろっていた。 その海を望む丘では御崎馬の群がのんびりと草を食む。数少ない野生の日本在来馬。出産期は4月〜5月だが見るのは難しいらしい。 開放感溢れる都井岬灯台からの眺め。3000本余りのソテツに囲まれた御崎神社の周辺は日本離れした雰囲気。ここにもサルの群が。


佐多岬(さたみさき)
●所在地:鹿児島県肝属郡佐多町((県)566(佐多岬ロードパークウェイ)) ●撮影日:2000/09/26(火) 晴(モヤ) ●環境音:うち寄せる波 ●感想:本土最南端、やはり感慨深い
日本の本土最南端、佐多岬。日本一周をしている人間なら必ず訪れる場所だ。有料道路1000円。駐車場の先は100円、徒歩10数分。 北緯30度59分、エジプトのカイロとほぼ同じ緯度。亜熱帯的な気候、ソテツの自生地(特天)で、ご覧のように日本離れした景観が広がる。 R269で大隅半島を南下し、県道68からロードパークウェイと南に向かうに従って植生は南国のそれに劇的に変化する。南国ムード満点。 岬の先100mの島に立つ灯台。遥々ここまで来た甲斐のある眺めです。展望台の白い壁一面に落書きがびっしり。売店のイカがうまい。





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