▲360度の世界 - 九州







関門海峡・風頭山(風師山)(かんもんかいきょう・かさがしらやま(かざしやま))
●所在地:福岡県北九州市(R3-路線名?) ●撮影日:2000/02/20(日) 薄曇り ●環境音:オジさんオバさん集団の談笑 ●感想:おお、あれが巌流島か...
本州・下関と九州・門司を隔てる関門海峡を見下ろす風頭山頂。364.3m。狭い車道を休憩所方面へ上り、0.9kmのミニ登山。対岸が本州。 この海路、陸路の交通の要衝には鉄道3本、国道1本の4本のトンネルが通じ、高速道路の橋1本がかかる。そして無数の船が行き交う。 正面の小さな島が宮本武蔵と佐々木小次郎が闘った巌流島。そしてここが源平最後の闘いの舞台だ。安徳天皇と草薙剣が海底に眠る。 下関側からは三菱の工場に阻まれ島の眺めは僅か。トンネルや橋以外にフェリーでも海峡を渡れる。13分の航海で九州に上陸。


湯布院・狭霧台(ゆふいん・きょうむだい)
●所在地:大分県大分郡湯布院町((県)11) ●撮影日:2000/09/23(土) 曇 ●環境音:ガラの悪い車のエンジン音 ●感想:ダイナミックな道、眺め良し!
別府から県道11で湯布院へ。その手前、狭霧台から湯布院の町を一望する。眺め良し。右手の豊後富士、由布岳の眺めが素晴らしい。 中心部は土曜日の夕方で大渋滞。そして軽井沢的,原宿的なおしゃれショップが点在する。急速な観光地化、風情は失われつつあるか? しかし周囲の景色は間違いなく素晴らしい。この県道11は水分峠を経て阿蘇へと続く日本一爽快な道、やまなみハイウェイとして知られる。 由布岳,鶴見岳の北の裾野を走る県道617,616の広々とした眺め。別府湾へとダイナミックに下る県道218。(10年前の湯布院なら?)


虹の松原・鏡山(にじのまつばら・かがみやま)
●所在地:佐賀県唐津市(R202) ●撮影日:2000/10/04(水) 快晴 ●環境音:ぐずる子供 ●感想:絶景、絶景
日本三大松原の一つ、虹の松原を鏡山山頂の西展望台から眺める。標高284m。約100万本ともいわれる松原の大展望。特別名勝。 右手の浜玉町から左手の松浦川河口にかけて続く黒松林は延長約5km、幅400〜600m。松原の端から端まで国道202が縦貫している。 三大松原といっても規模のことではない。日本一といわれるのは秋田県能代市の風の松原、700万本。数百万本クラスは他にも何カ所か。 日本三大松原の残る二つは、羽衣伝説で有名な静岡県清水市の三保の松原と、福井県敦賀市の気比(けひ)の松原。この展望は他にない。


名護屋城跡(なごやじょうあと)
●所在地:佐賀県東松浦郡鎮西町(R204) ●撮影日:2000/10/04(水) 快晴 ●環境音:遠くから届く団体客の声 ●感想:なんと牧歌的な
豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に築いた名護屋城跡。大阪城並みの規模だったが現在は石垣のみ残る。標高は低くとも極めて美しい眺め。 青い海に浮かぶ島々、加部島に架かる呼子大橋。扇形に広がった家並み、さんさんと降り注ぐ陽光に豊かな緑が映える。一幅の絵のよう。 この東松浦半島は九州の他の錚々たる観光エリアに比べれば小粒だが、意外なほどの景勝地。なだらかな丘の続く風景は時を忘れる。 波戸岬,呼子大橋を渡った加部島の牧場とキャンプ場ののんびりした眺め。朝市が立ち、干物売りの屋台が並ぶ風情ある呼子の港。





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