▲360度の世界 - 中部







御嶽山・田の原(おんたけさん・たのはら)
●所在地:長野県木曽郡大滝村((県)256) ●撮影日:2000/09/03(日) 晴 ●環境音:吹きすさぶ風 ●感想:でかい
日本三霊山の一つ、御嶽山。江戸時代に整備された、現在最もメジャーな登山口、田の原(大滝口)からの眺め。標高2180m付近。 目の前に巨大な山がそびえる。ここは山の麓ではなく御嶽山の7合目。3067mの山の上にある御嶽神社奥社まで登拝する人間多数。 頂上までは登り3時間、下り2時間。老人や子供、それに軽装の人間も多い。これほど気軽に?上れる3000m級の山も珍しいのかも。 ここまでの沿道には霊神碑が無数に立ち独特の雰囲気。その数、数万。麓の御嶽神社には「世界人類が平和でありますように」の碑が!


開田高原・御岳(かいだこうげん・おんたけ)
●所在地:長野県開田村(R361) ●撮影日:1999/06/08(火) すっかり夏の日差し ●環境音:まったく静か ●感想:x20の双眼鏡、大迫力
R361脇の展望台から霊峰・御岳を見る。なだらかに裾野を広げそびえる御岳の眺めは雄大だ。信仰の対象とされるのも納得がいく感じ。
広大な斜面が一面、赤や黄に染まる紅葉の時期がまた素晴らしい。この展望台には20倍の双眼鏡が設置され大迫力の眺めを楽しめる。 開田村、木曽福島間でR361は地蔵峠を越える旧道とトンネルの新道に別れる。旧道は通る車も僅かな静かな道。木曽福島側には温泉。 御岳周辺はそれほど派手なリゾート開発もされてなく人や車も多くはない。落ち着いた雰囲気。別荘を持つならこんな場所がいいなあ。


馬越峠(うまごえとうげ)
●所在地:長野県川上村・長野県南相木村((県)2) ●撮影日:2000/07/30(日) 晴 ●環境音:ここでもスズメ蜂! ●感想:ぶどう峠に似ているかも
長野県の川上村と南相木村の村境の峠。こじんまりしたのんびり走れる峠道だが冬季閉鎖。峠からは川上側南相木側、共に展望開ける。 下の三国峠や、その近く川上牧丘林道の大弛峠を越えるのは一仕事だが、眼下に人里の見えるこんな道は楽ちん。標高あり暑さも和らぐ。 しかしこの季節、峠には必ずスズメ蜂が待ちかまえている。コンコンと恐ろしい勢いでフロントガラスにぶつかり、すぐに車に群がる。 大抵は左右の窓を全開にして走っているので、毎年、車の中にスズメ蜂が進入してきて慌てることになる。スリリングな夏の風物詩。


美ヶ原(うつくしがはら)
●所在地:長野県和田村・武石村(ビーナスライン) ●撮影日:2000/07/22(土) 晴 ●環境音:アブ?の羽音 ●感想:まさに雲海!
ビーナスラインの終点、フジテレビでお馴染み美ヶ原高原美術館からの展望。夜明け。美しい丘にオブジェの数々がなんともシュール。 写真の右半分は一面の雲海。写真では分からないがこれが素晴らしい。まさに雲の海。前回もこんな雲海だった。美ヶ原は朝に限る。 ビーナスラインを白樺湖から霧ヶ峰,扉峠を経てここまで走ると2930円にもなるが、朝7時過ぎでも料金所は無人でタダで走れてしまう。 しかし誰がここに美術館を作ろうと考えたのか? 最初はこの超現実的な風景に衝撃を受けた。さすが芸術。人がいないとちょっと怖い。


野麦峠(のむぎとうげ)
●所在地:長野県奈川村(R158-(県)26-(県)39) ●撮影日:1999/06/08(火) いい天気 ●環境音:観光地のざわめき ●感想:あの乗鞍の向こうから走ってきたとは...感慨ひとしお
「女工哀史」や映画であまりにも有名な野麦峠。冬季は半年近く閉鎖され、ここまでの道もけっこうな山道だが意外なほど観光客が多い。
「野麦」とは野生の麦ではなく熊笹のこととの説明が。確かにこのあたり一面に生えている。峠は広く茶店や資料館等の施設がいくつも建つ。 写真左手に白く雪が残っているのが乗鞍岳。車ならそれほどの時間でもないが、こうして遠望してみれば、遥々来たなあと感慨ひとしお。 長野県側よりも岐阜県側の方が道は細く険しい印象。ポツポツと鄙びた集落が現れる。冬はどうなのか。ここを歩いた時代からまだ100年。





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