(1999/02/01更新)

ニッポンの風景 05 特集:房総・海



 私は千葉県千葉市の出身。実家は先祖代々現在の土地で、親戚一同みんな千葉。
 そんな生粋の千葉県人のくせに、免許取って以来、千葉はまともに走ったことがなかった。東北や九州には何度もいってるくせに。(^^;
 そういうわけで、今回ようやく千葉の海岸線を走ってきました。子供の頃、毎年夏休みには鴨川にいってたんですが、それ以来。
 房総半島、なかなかいいじゃないですか。期待以上でした。まあ、ほかの地方の景勝地と比べるとやっぱり小粒ですけど、でも房総特有ののんびりムードがあって、妙に仰々しく観光地化されていないところがいい。
 しかし南房総の道は交通量のわりには狭いですねえ。旅情は盛り上がるけど。(^^; それから以前にも思ったけど、R16の市原あたりはトレーラー,タンクローリーだらけで、殺伐として本当におっかない。(^^;
 次の機会には房総の山を中心に走ってこようと思います。洲岬や鴨川松島など、駆け足で通りすぎてしまったポイントも。



所在地:千葉
撮影日:1999/01/29(金)-1999/01/30(土)
Camera:FUJIFILM DS-8, Re-Touch:Paint Shop Pro 5



富津岬(ふっつみさき)の展望台
千葉県富津市 R16-県道255

 巨大な積み木細工のような展望台。
 東京湾を一望。上から眺めると東京湾って意外と狭い。曇がたれ込めていましたが富士山の姿も見えました。
 しかし砂浜はお世辞にもきれいとはいえませんね。(^^;

富津岬の夜明け
千葉県富津市 R16-県道255

 展望台の上から富津岬をふりかえる。ちょうど朝日が昇った。
 細長くのびた岬の左右は海。巨大なTの字の下端に立った感じ。左手には工場群。東京湾のこんなところでも、意外に漁船らしき船が海に出ている。(それとも釣り船か)

野島崎灯台
千葉県白浜町 R410-町道

 房総半島の最南端に立つ野島崎灯台。トロピカルムード満点。
 R127で内房を南下し、館山に入ると途端に南国ムード。わざとらしいリゾート風の建物が並ぶ道だけじゃなく、ごく普通の住宅街の道もどことなく南国ムードに変わるから不思議です。この雰囲気が房総の良さですね。
 しかし全国どこでも、南岸の半島というとやたらパームツリーだのフェニックスだのを植えて外国っぽく見せたがる風潮は好きになれないなー。松並木のほうがよっぽど絵になるのに。

野島崎灯台の展望
千葉県白浜町 R410-町道

 野島崎灯台から西の海岸線を望む。ここへは150円で上れます。
 真冬のこの時期なのに陽射しが暖かい。
 平日の金曜日の昼下がり。駐車場も空いていて、土産物屋のおばちゃんたちも暇そう。子供の頃旅行したイメージとあんまり変わってない。いいなあ。(^^)

内房・勝山漁港
千葉県鋸南町 R127

 内房では比較的大きな勝山漁港。雰囲気も悪くなく、車中泊にも使えそう。
 あ、念のため解説しておくと、房総半島の東京湾側を内房、太平洋側を外房といいます。
 釣人対策なのか、房総のちょっと大きな港では『関係者以外立入禁止』の区域が必ずといっていいほどあるのが残念。ほかの地方ではそんなに見た記憶がない。

外房・勝浦漁港
千葉県勝山市 R128

 勝浦漁港の夕暮れ。今晩の宿はここ。
 房総の港は小さくて閑散とした港が多く、車中泊にはちょっと寂しいのですが(^^; ここは活気があって駐車スペースも充分。
 ところが…夜中じゅう、翌朝から釣りをする車が出入りしてほとんど眠れないのでした。車中泊ツーリングの天敵はやはり釣人だ。(^^;
 ところで今回のツーリングでまわった房総の港ベスト1は、勝浦とは全然離れていますが、銚子の外川漁港(とかわぎょこう)。ここは実にいい雰囲気。生憎と銀塩写真しかなくスキャンする手だてもないので、フィルムスキャナでも手に入れたらご紹介します。

太東(たいとう)灯台
千葉県岬町 R128-町道

 太東崎に立つ小ぶりの太東灯台。すばらしい眺めが広がる。ここは房総の穴場かも。
 ところで正式名称は"太東"灯台? それとも"太東崎"灯台? 灯台の解説パネルをしっかり確認してくればよかったー。
 パノラマ写真はこちら

蓮沼(はすぬま)海浜公園・展望台
千葉県蓮沼村 R128-県道30

 広大な蓮沼海浜公園の一角に立つ展望台。
 九十九里浜に突然こんなSF的な、戦隊ものの秘密基地みたいなものが立っている姿は、どことなくもの悲しい感じもありますが、この上からの眺めがすごい。無料です。
 パノラマ写真はこちら





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