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マネーの虎おもしれーなー、とかテレビ見てたら「虎よ、虎よ!」を思い出した。
アルフレッド・ベスター。"Tiger! Tiger!"
豪華絢爛、猥雑華麗、ワイドスクリーン・バロック。ああ、すべてのSF読みにとっての幸福な記憶。
絢爛華麗といやぁサミュエル・R・ディレイニー。「バベル-17」。あまりにも華麗なスタイル、格調高きストーリー。なんかディレイニーのほかのはあんまり格調高すぎてサッパリ意味不明だったが。w
宇宙へ――。
あのころ僕らはみんな、いつか宇宙へ行けるって信じてた。
でももう行けない。とてもぢゃないけど行けねい。
2018年に軌道エレベーターが完成したって、そんなんゼンゼン宇宙じゃねーし。
宇宙ってやっぱギューンって光子ロケットで飛んでってさ、陽電子ジェネレーターの故障で白鳥座X-1のブラックホールに宇宙船が落ちていく! そこへお尋ね者の宇宙の運び屋がスイングバイって駆けつけて銀河連邦のお姫様を助ける――とかそういうの。
こういうのって何年後なんだろう。500年後? とにかく質量保存則とE=mc2って絶対的な制限がある限りアンドロメダに行くにゃあ並大抵のこっちゃ無理だ。1万年後も無理かも知らん。
不老不死か、宇宙へ向かうか、我々人類はどっちを優先するべきなのか。
世界中の人間にアンケートを取ったら、不老不死支持が過半を占めるだろう。今時の世相を見ても、無意識のうちに不老不死を目指してる(求めてる)人が多いですよ。
でもオレは宇宙。男なら宇宙でしょ。
ソニーの話を蒸し返せば、かつてのソニーは宇宙を目指してたのに、今はもうハナっから諦めてる。
宇宙目指さなきゃ、やっぱ。いやまあ難しいけど。
        
Japanese Seoul Brothers
神様が導いて下すったのか、偶然にもスクェアの韓国ソウル公演を直前に知りネット配信の生中継でライブが見れた。
スクェア、サイコー!w
実況板でAAコピペしたりしながら見てたけど、いやー、萌え――否、燃えた。楽しかった。そして泣けた。
ライブハウス行ったりFMでライブをエアチェックしてたの、もう20年前だもんなあ。涙なくしては見れなかったね。でももう最後にJapanese Soul Brothersやんないのね。それだけがちょっとショボーン。
先週はBSでスターウォーズもやってたけど、これまた偶然に見れてもうサイコー!
大傑作だね、スターウォーズ(1)。これももう25年前。
ポップカルチャーは80年代で死んだね。ポップカルチャーゆうか、真っ当なエンタテインメントの市場は。
90年代に21世紀なんぞは糞食らえだ。ゲームはグラディウス、エロゲは400ライン16色、宮崎アニメはコナンまでだ。
――とかいうのはジョーク(でもないけど)にしても、画竜多少デッサンの狂いあれども点睛欠かざりしというかね。天衣無縫、天空海闊、青春の香りのするものぁいいやね。
        
ソニー終了
エス・オー・エヌ・ワイ、セクシー。
というギャグでおぼんこぼんがお笑いスタ誕グランプリを勝ち取ったのはもう何年前のことになるのか――。
QUALIA、である。デジカメ38万円、CDコンポ150万円、である。
ソニー、完全に死んだね。サイトの口上も電波入ってるし。クオリア認定委員会ときたもんだ。無理矢理なプレミアム感の演出はまるでエイベックスの浜崎カリスマ戦略だ。
いま思えばプレステ2発表時点(ていうかプレステ発表時点)ですでに死んでいたわけだが、俺は一縷の望みを抱いていた。なぜなら日本に生まれた少年だから。
かつて日本は貧乏だった。冬は寒く、クリスマスケーキはバタークリームで、スパゲティはデュラムでもセモリナでもなく、ケチャップをまぶして食うものだった。
その中にあってソニーの製品はまるで奇跡のように光り輝いていた。
日本に生まれた少年はみんなソニーが好きだったんだ。あのSONYのロゴはカッコイイの象徴だった。僕らのソニーは世界一カッコイイ! それが日本の少年の誇りだった。
それがなぜ、こんなにもダメになってしまったのか。
ソニーの凋落――墜落、堕落、陥落、自堕落、奈落、暴落、崩落、零落――は、オタクからオサレへの変質である。
言うまでもなく、ソニーのカッコよさは機能美であった。ただひとつの機能のために存在する兵器や楽器が美しいのと同じように、ソニーもまた美しかった。
ソニー製品のフォルムは技術が作っていた。技術屋、つまりオタクだ。
その科学に裏打ちされたカッコよさをファッションと勘違いした文系のオサレが台無しにしてしまった。そのオサレのセンスはトロやモモといったキャラクターのあざとさに象徴的に表れている――
ていうかもうなんでしょうね、オードリー・ヘップバーンを期待してたのに広末涼子になっちゃった――みたいな。いや、むしろ天地真理だったとか。あんまりか。
人型ロボットってのもどうかと思うが、ホンダのASIMOの方がまだ技術屋が挑戦する意義はあるわな。
ゴーン氏が社外取締役になるようだが、日産とソニーとはひとつ大きな違いがある。
日産は最悪の時期でもなお技術屋魂を失わなかった。日産は決してオサレではなく、オタク、マニア、エンスーだった。その美学に忠実過ぎたことがアダになった。オリンパスと一緒だ。それに対しソニーの病はオサレに起因する。オサレは技術屋魂とは無縁だ。
ソニーの再生は厳しい。ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロードをBGMで流したくなるほど厳しい。
日本に生まれた少年として、こんなに悲しいことはない。
        
POP
うぇーでぃんべぇええぇええぇーえーる...
と、いったん口ずさみ始めると止まらなくなってしまう。シュガーの「ウェディング・ベル」。ラジオで時々かかるが、そのたびに名曲だと思う。ポップ・ミュージックの最良の1曲と言ってもいいかもしらん。
あとバグルスの「ラジオスターの悲劇」。こいつも時々かかるが同じく名曲だね。あの頭悪そうな(でも可愛くて胸の大きそうな)お姉ちゃんのバックコーラス、サイコー!
POP、ひたすらPOP。妙なエクスキューズなしにPOPに殉じている。POPてなぁこうでなくちゃいけねえと反省すると同時に思いを新たにしますね。
渡辺真知子とか、はしだのりひこの「花嫁」(はぁなぁ〜よめわぁ〜よぎしゃぁ〜にのおって〜)とか、森進一の「港町ブルース」とか、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」とかラジオから流れるのを聴くとハッとしますね。木綿のハンカチーフなんて、一緒に歌いながら思わず涙がにじんできたり。
閑話休題。僕はありもんの曲をゲームで使うのが案外好きなんだけど(実際にそうした例は少ないが)、いつか「仰げば尊し」と「君が代」は使いたいと思ってる。まあ、若干狙いとしてはあざといが。
あと、三味線を使った曲。トクホンハップの吉田兄弟のコマーシャル。あれはよかった。「ラビリンス〜モダン第二章〜」って曲らしい。思わず調べちゃったよ。
ハードボイルドなセリフのやり取りに、あんな感じに間のある曲を被せたらカッコよかろう。かけ声はさすがに難しいか――とかあれこれ考えたりする。
ていうかしかしエロゲにおけるPOPではないやね。悪い癖だね。
        
無人販売所
戯れに書き始めた企画ともいえない企画だったが、なんかノッてきたのでちょいと進めてみることに。
サブキャラで天皇(ていうか殿下)とか出しちゃうの。エロゲなのに。ていうかエロじゃなくてもまずいか。
平行して商品も作らナイト。
        
STEALTHY
life (writing)
今年も尾瀬に行きたいなあと思っていたら知人から「尾瀬に行きたいんだけどどれくらい歩くの?」との問い合わせ。ああ俺も行きたい。
去年の南ア縦走中ずっと宿泊地が同じだったお爺さんから尾瀬に行きませんかと誘われてたんだけど気が進まなくてw「仕事が忙しくて行けません」と嘘の葉書出してたけど本当に行けないでやんの。
去年は台風の土砂降りにあったり短パンTシャツの格好で行って手足の輪郭が二ヶ月くらい変形してるほど蚊に刺されまくったり楽しかったなあしみじみ。
なんかもうサイズの合わないスーツ着て(しかも紺)時間無駄にしてるのもヤんなってきたので売り物になるシナリオとか書こうと思ったらやっぱりダメだった。ううむ。
でもウザイ縛りがなくて楽しい。
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