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●2002/01/29 (火) 殺伐 月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。 おお――。こう書いただけでゾクゾクするわ。 もはや芭蕉のようなアーティストは二度と再び生まれ得ない。グローバル・スタンダート? お笑い草だ。米国の白人はセンスがない。 去年夏、山田風太郎が死んだ。その死はもとより、風太郎の名前を知っている人間がどれほどいることか。オレはしがないエロゲ屋稼業。 アパッチ野球軍。タイトルもキャラの名前も設定も物語も、キャラデザそのものからしてすでに放禁もの。 詫び寂、女性への憧憬、至上の愛、破天荒な漢の物語――。 中央線に揺られる無表情な顔、不死を信じ自分探しにかまける顔。 外環は永久に繋がらず、中央線快速はいつまでも高円寺阿佐ヶ谷西荻窪に停まり続け、雪印はチンケな細工で批判される――。結構なこった。 エロゲの呪縛、それはオタク――もとい。一人称。 僕僕僕僕――。ジョージ・ハリスンじゃなくたってウンザリするわー! てか「晴れのち」んときからウンザリしてたわー! なにをそんなに反省することがあるってなくらい反省してやがる。 罪悪感? エロゲ、つまりはエロゲ屋、つまりはエロゲーマー、つまりは都市住民、つまりは普通の人々の抱える罪悪感とはなんなのでしょう? つか知ってるから、いいんだが。 |