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2000/ 04




●2000/04/29 エスク

 エスク(スズキ・エスクード)のタイヤのローテーションをした。
 一昨年の11月、8万kmで購入以来すでに4万kmを走った割に、手入れもせずほったらかしで満身創痍の状態だ。

 前輪の溝は消え、とっくに交換時期を過ぎているのだが、せめてもの延命措置として、それにジャッキアップ未経験のトーシローなので、将来のトラブルの予行演習として前後のタイヤを交換してみた。

 案の定、ジャッキアップポイントを間違えてボディ下端をベコッと凹ませつつ、たっぷり2時間、荒川の土手で作業した。「ナチュラールアップブラー」とか歌いながら。

 腕が汚れて、石鹸で3回洗った。楽しかった。
 明日は十石峠にでもいこうかナ。


●2000/04/28 医療ミスで一人二人死んだからどうだというのか。

 それは医者だって、二日酔いでダルい日もあれば、嫌な同僚とケンカしてイライラする日もあれば、女房恋人不倫相手とトラブってやりきれない日もあるだろう。人の一人二人うっかり殺すこともあるさ。

 だからどうしたというのか?

 警官、教師、役人だって、それは時には悪いこともするだろう。
 だからどうしたというのか?

 誰が悪い何が悪いと言うばかりで、なんの貢献もなく、芸もないテレビ、新聞のニュースを見てるとムカムカする。
2ちゃんの方がまだマシだ。

 ことあるごとに文句をつける、善良な市民ほどタチの悪いものはない。

 善良な市民が交通事故で毎年1万人もの人間を殺している。
 善良な市民がピーコしてるソフトの損害金額が一体どれほど膨大か。そのせいで人が何人死んでいると思うのか。

 ウブな奴は死んで欲しいと思う。

 あんまりイライラして抽象的かつ殺伐としたことを書いてしまった。


●2000/04/25 

 偶然では片付けられない何かはあるかもしれない。
 ひと月前から荻窪に通い始め、今日は家賃を払うので早めに家を出て、新宿では直前でドアが閉まったので11:37の電車を待つことになり、9年ぶりにばったり井手さんと出会った。小池ちゃんが僕を呼んだのだと思うことにする。

 がんばるぞ。


●2000/04/22 ナイキ2

 ほとんど月一日記と化してますな、たはは。さて、前回の続き。

 言うまでもなく美歩鈴は私自身(と絵描きの人間)が構築した架空のキャラクターだ。
 だが私にとっては実在の人物と言っても過言ではない。

 よくキャラが立っている登場人物を指して「作者の意志を離れて勝手に動き始める」なんてことを言うが、こう言ってしまうと誠に陳腐だけど、まさにそんな感じなのだ。この感覚、快感は自分でモノを作った人間にのみ与えられる特権だ。

 私は「ヒロインの変遷」で、ヒロインに自分を重ね合わせるユーザーを批判したが、こう書くと「なんだ、お前も同じじゃないか」と言われる向きもあるでしょう。

 だが、決定的に違う点がある。それは、自分自身で作り上げたか否か、という点です。
 ゲームの出来はともかく、私はあらゆる困難を乗り越えてゲームを完成させ、美歩鈴というキャラクターを作った自分をよくやったと思ってます、じつわ。てへへ。ことあるごとに思い出して美歩鈴に(つまり自分自身に)勇気づけられてる。

 これが人から一方的に与えられたものだとしたらどうか?

 エロゲのユーザーがなにを求めているのか? それを一言で言うなら「僕を幸せにしてよ!」ということなのだろう。

 だが断言できる。君(コアなエロゲユーザー)の求めているものは、このままでは絶対に手に入らない。
 自分の力で作り出すしかないんですよ。余計なお世話かもしらんけど。
 それを認めてしまえば、少しはラクになれるヨ。


●2000/04/14 ナイキ

 どうして自分がゲーム(えっちなソフト)を作っているのか考えてみた。
 私は人からよく「なんでエロゲ屋やってんの?」と不思議がられる。

 私は趣味の上でユーザーとなんの接点もないので、エロゲ屋を続けていることを自分でも不思議に思うのだが、その理由は昔から自覚しているように、やはり「ナイキ」に原因があるのだと思う。

 ナイキとは、大昔にカクテルソフトから発売されたスタンダード・アドベンチャーだ。
 ナイキといえばヒロイン・美歩鈴がすべてのゲーム。
 このヒロインにハッピーエンドを作ってやれなかったこと。この一点に対する無念がいまだ残っているがために、私はエロゲ屋を続けている。大げさにいえば生きている理由と言ってもいいカモ。
 次回に続く。





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