西岡選手&LEADチーム
’99年シーズンを締めくくる
会心のファステストラップを記録!


〜11月28日・MINEフレッシュマン第8戦〜


’99年マツダロードスターMINEシリーズも
今回の第5戦がシリーズ
最終戦

美祢地方は朝から冷たい風が吹く中、
時折小雨に見舞われる難しいコンディション
ウェットになった予選では
FINA・LEAD・RAM’S・匠」33号車を駆る
西岡譲治選手3番手をGet!
















〜「3番手・西岡選手!」
という場内アナウンスに
手を振って応えるスタッフと
それをピットで見守る応援団〜
の図


いろんなことのあった「激動」の今シーズン、
やはり最後は最高のカタチで締めくくりたいもの。
私は知っていました。この最終戦にかける
西岡選手とLEADチームスタッフの思いには
並々ならぬモノがあったことを…。



そして11時35分、決勝スタート。


ポールポジションの近森選手を先頭に、2番手の金子選手が西岡選手を背後に従えて第2コーナーへ!



金子選手にピッタリくっ付いて2コーナーに進入。全車とも問題なく通過して行きました。
…とその時白煙が!と思ったらコース外の話。(^^)


3コーナーでやや金子選手とラインが交錯したのか、ほんの少しスピードの鈍った33号車に、2コーナーで荒牧選手をパスしたばかりの有山選手が容赦なく襲いかかります。両車はほぼ並走して第1ヘアピンを通過…。コースはレコードラインのみが乾いた状況で、イン側の西岡選手はやや不利に。



かくして、FINA・LEAD・RAM’S・匠33号車は有山選手の背後の4番手に付け、序盤から中盤の争いへと突入していったのでした。
(写真:1周目のシケインに向かう2位〜7位の各車)

 

 


膠着状態に見えたレースが動いたのが中盤戦。一時は独走の気配さえあった近森選手の勢いが一瞬鈍ったのを機に、瞬く間に金子選手以下が急接近し、順位争いは予断を許さぬ展開に。当然、有山選手と西岡選手の3位争いも本格化してきました!1コーナーや1ヘアピンで何度も並びかけるのですが、あと一歩で抜くまでには至りません。
…そして、ついにこのレース最大の見せ場がやってきます。




7周目(=多分)のメインストレートエンドのブレーキング競争。ここでズバっとインに飛び込む33号車。有山選手もアウト側で精一杯粘って、両車は真横に並んだ状態で1コーナーへ進入! そして…、




オーバーテイク!
これで3位に復帰。

数周にもわたる激しい接近戦を見事に制した西岡選手。しかしながら、相手の有山選手も露骨なブロックなど一切せず、傍から見てて安心感のあるクリーンなファイトでした。

レース終了後、パドックで健闘を称え合い談笑する二人を見ると、「やっぱりレースっていいな!」という思いをひたすら強くします。このレース最大の見せ場を演出した二人に心から拍手を送りたい気持ちでイッパイでした。



〜やったぜ!西岡選手〜

激戦の末にLEAD・FINA・RAM’S・匠・33号車を3位に導き、今シーズン3度目の表彰台をGetした西岡譲治選手。後ろで祝福しているスタッフの皆さんも本当に嬉しそうです。この後パドックに戻ると、さらにBIGな情報が待ち受けていました…。






そうなんです。西岡選手の33号車はなんと全参加車の中でのFASTEST LAPを記録したのです。しかも、2位以下をコンマ4秒以上引き離す唯一の52秒台。堂々たるタイムです。これにはマシンを仕上げてきたスタッフの方々も鼻高々!当然、バドックは異様な盛り上がりを見せました!

最終戦をこういう素晴らしいカタチで締めくくれると、オフの間じゅう、ずっと気分がイイですよね〜。おめでとうございます!


おわり

というわけで、トビトビにお送りしてきた今年のレースレポートもこれにて一旦終了です。ひたすら独断と偏見でやってきましたが、私自身、このフレッシュマン・ロードスターを始めとするレースの楽しさを再認識し、そこに集う人々の素晴らしいパワーに直接に接することができ、本当に貴重な経験となりました。

毎回いろいろとお世話になりましたLEADチームの皆さんに、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
「本当にありがとうございました。」




来年もきっと、彼らはサーキットへと戻り、今年やり残した「目標」に向かって邁進してくれることでしょう。私も「その日」を心待ちにしながら、このオフシーズンを過ごしたいと思います。

それまでに、
カメラの腕をもう少しは磨いておかないと…。(笑)