私のマツダ車ランキング

 

第1位 CAPELLA C2

 1987年、ちょうど私が運転免許を取得した年に5代目カペラが登場しました。’82−’83日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した、アラン・ドロン出演のCMが印象深い先代の後を受けたこのカペラは、4Dセダン、5Dハッチバック(CG)、ワゴン(カーゴ)、そして2Dクーペ(C2)という多彩なバリエーションを誇りましたが、なかでも唯一ブリスターフェンダーをまとったC2は、パーソナルな雰囲気をもったスタイリッシュなクーペでした。当時のマツダの乗用車は、ルーチェ、ファミリア、そしてこのカペラと、いずれも直線基調のデザインでした。とくにカペラは上のカタログ写真のように、遠くから見た時の台形フォルムからくる安定感と薄くシャープな顔つきがとても特徴的で好きでした。ただし、セダンだといかにも「マジメ一点張り」という感じで、面白みに欠ける部分があったのですが、このクーペはデザイン的な遊びがあって、そのちょっとゼイタクな雰囲気がとても魅力的でした。

 もちろん、88年の我が家のマイカー購入時にはエチュードの他にカペラC2も検討対象になったのですが、全長がわずかに車庫に収まらず断念したという経緯があります。その88年には、カペラC2・アンフィニ・バージョン(限定300台)が登場しました。BBSホイールでドレスアップされたこのクルマは、150psにパワーアップされたエンジンに、ボディ剛性UPとサスチューンによる優れたハンドリングを備えたモデルでした。今でも欲しいと思わせる一台ですね。


<主要諸元> '87 カペラC2・GT-X

寸法:4450×1690×1360mm ホイールベース:2515mm
車両重量:1140kg (5MT)
エンジン:FE 直列4気筒DOHC 1998cc
 (最高出力)140ps/6000rpm (最大トルク)17.5kgm/5000rpm
懸架装置:ストラット式(前/後)
ブレーキ:Vディスク(前)/ディスク(後)
タイヤ:195/60R15 (6JJ-15)