<WW213・323GTさん>

   
<WW2へのメッセージ>

 マツダのレース活動の中で、印象に残っているのは84年のWECJAPANの時です。当時(中学2年生)、マツダがマーチのCカーシャーシに初のレーシングターボREを搭載して出場したのに、案の定というか、残念にもエンジントラブルでメインスタンド前か、ピットロード上でリタイヤしてしまったのを、「あーあマツダだめじゃったなー」となんとなく見た時、地元なんだし応援しなきゃなと思ったのが始まりだった様な気がします。(そのころ、僕はF2,グラチャン、Gr‐Cで繰り広げられていた「星野VS中嶋」対決の星野側応援団の一員でした。)
 時は流れて高校生になると、免許取得年齢が近づくにつれ、受験勉強そっちのけで自動車雑誌を読みまくり、マツダスピードクラブが結成されれば入会(89年入会です・・)したりしながら、興味の中心はサーキットからラリーの世界に移っていきました。 BFMRファミリアのWRC優勝で、買うならこれしかないとファミリア4WD欲しい人間になってしまったのです。(91年に中古ですが購入しました)その後、ファミリアもBFからBGに世代が変わり、周りは2リッターターボ4WDの中(アウディとかランチャなんかが主人公でしたね)、載せるエンジンが無いせいで1.8リッターで奮戦しつつも、遂にWRCホモロゲ取得の為にGT−R・GT−Aeを市場投入したマツダに本気を感じたのは僕だけじゃないはずです。

 ルマンでREの優秀性を証明したマツダが、今度はレシプロエンジンの市販ベース車で世界と勝負し栄光をつかもうとしていたその矢先にモータースポーツ活動から撤退した時は(その時、僕は既に車を販売するほうに回ってましたが・・)ショックでしたねー。実際スポーツカーメーカーがモータースポーツ止めちゃ駄目ですよ。会社の経営状態がいくら悪くとも、マーケティング面で効果の高い世界から身を引くとマツダ、日産のように本業も失速してしまうんですから。

 最近、マツダはRV系の車で、そこそこの成果が出たお陰で業績も好転してきたと聞きます。(バブル時までとは言いませんが)スポーツカーにとっては日本の市場は暗黒期ですが、今、こんな時代だからこそメーカーイメージ向上の為にも、モータースポーツへの復帰を再考してもらいたいと思うのは僕だけでしょうか。

 モータースポーツは儲けには直結しないかもしれません。でも、F1・CARTのホンダ、トヨタ、WRCの三菱・スバルを見ているとモータースポーツでの活躍や成果が販売にも繋がっているように思います。BG8Zに乗っている人がなかなかスポルト20に乗り換えないのは、CMでインチキ武士が車をぶった切っているだけでは、「欲しいな」と思わせられないのが原因の一つでは無いでしょうか。

 最近、マツダをモータースポーツの世界に復帰させるムーブメントを起こそうというWW2という組織が結成されたと聞き、その趣旨に賛同した上で参加させて頂くこととしました。まだ、始まって一年。草の根の運動でしかありませんが、いつか大きいうねりになることを信じて・・。  (2000/10/3)