今年チームテスタスポーツに割り当てられたPITは「4−A」。S耐参戦チームのPITでは最も最終コーナー寄りで、いうなれば「最後尾」の位置にあたります。
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8時50分から10時50分の2時間が、土曜のS耐公式車検の時間です。
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マシンの下回りの点検 |
灯火類の作動確認 |
前日の金曜、重量計測サービスが終了する17時半直前に車検場に駆け込み、事前計測をしておいた甲斐あって、ウェイトを積んで調整した車両重量は規定ギリギリの絶妙な数値でした。 |
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結局、特に大きな指摘事項もなく78号車は公式車検を無事にパス、僅か10分足らずで検査完了となりました。 |
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給油&タイヤ交換の位置確認 | PIT作業用のホース位置調整 | |
そして道具の配置にあらかた目処がついたところで、今度は一連のPIT作業の段取り確認。 ドライバー交代に給油とタイヤ交換、そして氷交換まで行なうフルメニューPITの際、必要となる人員は補助員を含めると最低でものべ12名。チームテスタスポーツの全メンバーを投入しても頭数が足りないため、一部を掛け持ちにしながら「同時作業4名まで」というルール内に収めていきます。 それだけに全員の息の合った作業と、正しいルールの理解が肝要となってきます。このため、メンバー全員が集まり、顔と顔を突き合わてひとつひとつの作業を説明・確認していきます。ときおり私からレギュレーション上の注意事項も確認・レクチャーしながら、入念な打ち合わせを繰り返しました。 机上のシミュレーションはこれくらいにして、やはり大切なのは実践です。 実際のマシンの進入→停止から、最後のジャッキダウン→スタート合図まで、何回か全体を通してみて、必要に応じて段取りの改善を進めていきました。 私達の78号車は構造上、給油口が左右のBピラー部に設けられているため、ドライバーの出入りやトランスポンダーの付け替え、さらにはリアの交換用タイヤの置き位置など、給油中に影響を受ける作業がいくつかあります。ここでは、安全を最優先にして、いかに確実かつ効率的な作業にするかが重要なポイントです。 所要時間的にはやはりタイヤ交換作業がその多くを占めますが、下手に慌ててナットを装填し損ねないよう、まずは落ち着いて着実な作業を心掛けたいところです。
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