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ドライバー予選終了後、お昼のピットウォークを挟んで簡単なメンテナンス作業を済ませた78号車には、グリッド予選から決勝スタートを通じて装着が義務付けられている、赤いマーキング入りのタイヤが装着され、出走の瞬間を待ち受けます。 セッションの合間にjanさんとT−eMさんが丹念に磨き込んだピカピカのP1レーシングのホイールと、新品スリックタイヤの絶妙なコンビネーションが、戦闘態勢に入った78号車の足元をぐっと引き締めています。 |
![]() 懸命の磨き作業中 |
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TI
400km Race グリッド予選 |
一夜明けて、日曜朝のフリー走行は、決勝レース直前の唯一の走行セッションとなります。
決勝レースを直前に控えた時間帯には、恒例のピットウォークが開催されます。
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もちろん、我らが78号車をきっちりとファインダーに収めて行ってくれるS耐ファンも大勢います。 |
![]() 78号車の前で記念撮影(^.^) |
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当初、右から左へ一方的に進んでいた群集の流れがやがて交錯し始め、50分間のピットウォークの残り時間も少なくなってきた頃、ついに私達が待ちかねていた瞬間が到来しました。そうです、ついにあのオヤジさん達が再び登場したのです! ピカピカに磨かれた78号車をご機嫌そうにビデオカメラに収めながら、オヤジさんは私達との再会を心から喜んでくれた御様子で、またも私達にアツい激励の言葉をかけてくれました。 オヤジさんは、かつてクラス3の最大勢力を誇っていたFD3Sの姿が、今回4台にまで減ってしまったことをとても悲しんでおられました。おそらく、TIにやって来たRX−7ファンも同じ気持ちだったと思います。(その分、私達78号車に送られる声援は倍化していたかもしれませんね) 帰り際、それまでじっとマシンを見つめていた息子さんが、私の手を両手で強く握り締め、興奮した面持ちで、 「ホント、これ(=RE)しかないっすから!!!」 と、アツく訴えかけてくれたのが、心にズシリと響きました。 |
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ここTIを訪れた何万人ものS耐ファンの中で、その数はほんの一握りかもしれませんが、このように78号車にアツい視線を注ぎ、WW2の活動を理解・支持してくれる方々の存在は、私達にとって有難く、大変心強いものです。今年はいろいろと紆余曲折があったものの、チームとともに再びこの場に立つことができて本当に良かったと、心から思いました。 こうして応援してくれる人々のためにも、私達はチームテスタスポーツのメンバーと協力してこのレースを確実に戦い抜き、成長の跡を見てもらう必要があると強く認識しました。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ それにしても、世界が認める素晴らしい固有の技術・REを持ち、孤高のレーシングロータリーを愛して止まない大勢のファンを世界中に抱えていながら、まるでその存在を無視するかのように、また、過去の勇敢なチャレンジの足跡を完全に忘れ去ったかのように、未だにモータースポーツのTOPカテゴリー復帰へ向けた動きを見せないマツダの姿勢には、ファンとして大きな疑問を感じざるを得ません。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 決勝日を迎えたTIサーキットの天候は晴れ。最高気温は例年よりやや低めの予想となっています。すでにマシン&ドライバーともに準備万端。チームテスタスポーツの1年ぶりのレースに向けて、舞台はすっかり整いました。
→ S耐TI戦の決勝レースレポートは |
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