予選を午後に控えた土曜午前のフリー走行(45分)は、この週末を通じて初の計時セッションとなりました。これから明らかになるライバル達の勢力図にも注目が集まります。天候は曇り、もちろんドライ路面での走行です。
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速さを増している岡部自動車の2台 メインストレートを駆け抜ける78号車 |
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Aドライバーの新宅選手は1分44秒台までタイムを縮めたところで、Bドライバーの伊藤選手に交代。 |
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私はセッション途中でPIT上に掛け上がり、メインストレートでの走行の様子を暫く見物していました。私達の78号車が苦もなく他クラスのNAマシン勢を抜き去っていく姿には本当に興奮し、思わず手に汗を握ってしまいました。そういえば、TIでは滅多に遭遇できなかったシーンだったかもしれませんね(笑)
大会事務局からの公式通知で、クラス3の決勝出走台数はエントリー台数と同じ8台と確定。クラス3からの予選落ちは正式になくなりました。
土曜は幾分早めにサーキットから引き上げたチームテスタスポーツ。帰り掛けにはポルシェのレーシングマシンのガレージを見学させてもらい、その足で御殿場駅近くの焼肉屋さんに立ち寄って豪勢な夕食をとり、宿に帰還。おかげでメンバーは休養十分で決勝日の朝を迎えることになりました。
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土曜の夜半まで激しく降り続けた雨も明け方にはようやく上がり、雨の予選から一夜明けた日曜朝の天気は「曇り」。その頃、決戦の場となる富士スピードウェイは、名物の霧にスッポリと覆われていました。 |
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8時20分からのフリー走行(30分)は、各チームとも決勝を直前に控えての最後の走行となるため、マシンチェックやドライバーの慣熟、そしてレース戦略の確認に余念がありません。
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緒戦TIではちょっとした感動のあったPITウォーク。舞台が首都圏に近いFISCOとなれば、押し寄せる観客も半端な数ではありません。
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チーム・テスタスポーツのPITは1コーナーに程近いPITレーン端に位置していましたが、隣りのPITでかなり熱気を帯びた撮影会が始まったこともあって(笑)、訪れる観客が終始途絶えることはありませんでした。 そして幾人もの観客が私達の78号車の前で足を止め、「Come Back to Motorsports, MAZDA!!」と記したボンネット上のWW2ステッカーを注視して行く様子が見られました。 |
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今回は諸事情により、TIで行なったようなWW2メッセージ配布はせず(プレスリリースを忘れて来たというウワサも・・・)、PITウォークが落ち着きを見せた頃を見計らって、こーぢさんと私は克ちゃん一人に現場を任せて、PITレーンを行き交う群集に混じってクラス3のライバル偵察を敢行したのでした・・・。 |
チャンピオン争いは既に前戦で決着済みであり、クラス3のエントラントには張り詰めたような雰囲気こそ皆無でしたが、各チームともに、今年のシーズンの締めくくりとなる最終戦・富士に賭ける意気込みがヒシヒシと伝わって来ました。もちろん、遠路遥々駆け付けた私達チーム・テスタスポーツとてその思いは一緒です。 もう一方のPITロード端までの長旅を終え、私達二人が再び44番PITに戻って来たちょうどその時、ピットウォーク時間の終了を予告するFISCOオフィシャル達の笛がPITレーンに鳴り響き始めました。 いよいよS耐最終戦・Super−TECのスタート時間が刻一刻と迫ってきていました。 → S耐第8戦の決勝レースレポートは WW2 EVENT REPORT にて公開中です |