スーパー耐久シリーズ2001 最終戦
FUJI Super−TEC
11月3日(土)〜4日(日) 富士スピードウェイ(静岡県)
4月1日の開幕戦MINEから始まったスーパー耐久2001年シリーズ。全国のサーキットを転戦した約7ヶ月にも及ぶ長い戦いは、富士スピードウェイでの一戦、Super−TECで遂にフィナーレを迎えます。 |
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富士Super−TEC
公式予選結果は→こちら
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ #78・WW2
RX−7は、雨に翻弄された不本意な予選結果となり、私達のPIT位置とは正反対の、後方42番グリッドからのスタートとなりました。
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レースは驚くほどに波瀾のない静かなスタートを切り、序盤の10周を終えた時点でのクラス3のオーダーは、#71・PowerMagiC
RX−7が#31・ジャラーナTGCシルビアと順位を入れ替えた以外は、予選結果順のまま進行していました。
まず最初の異変が起きたのはスタートから僅か30分後。クラス3のTOPをひた走り、ラップタイムを40秒台にまで入れていた#33・BPビスコガンマRX−7が突如PITイン。明らかにルーチンストップではない緊急ストップで一気に順位をドロップし、総合TOPのスカイラインから2周遅れにまで後退してしまいました。
今回の4時間レースでは、レース中の給油回数を2回と仮定すると、全体を3スティントに均等に分けて、1スティントが1時間20分。RX−7勢は2回の給油で乗り切れるか微妙なところですが、13時過ぎに#15・C−WESTアドバンRX−7がPITインしたのを皮切りに、13:10(#78)、13:20(#14)、13:22(#71)、13:24(#31)と、次々とRX−7勢を中心に1回目の給油PITインが始まりました。
14時10分、ようやく#27・WAKO’S
BMW M3がPITへと滑り込み、予想通り1回給油作戦を採っていたことが判明しました。あれだけの速さを持ちながら、クラス4のNA勢と何ら変わらない給油回数で4時間レースの組み立てが出来てしまうというのは、驚異以外の何物でもありません。これほど手強いライバルが1台のみのエントリーというのは、RX−7勢にとって本当にラッキーな状況であると思うのは私だけでしょうか・・・。
再度#15と順位を入れ替え、クラスTOPに立っていた#14・科芸専エクシーザ村松建具RX−7は、キッチリ2時間40分経過後に2度目の給油PITインを実施。同じくスケジュール通りの堅実な走りを見せる#27・WAKO’S BMW M3との最終順位争いが大変興味深くなってきました。 |
#78・WW2
RX−7は15:05に最後の給油PITイン。中盤に最終コーナーでのコースアウトがありマシンダメージの確認作業をした以外はすべて予定通りの作業で、依然としてスタートからノントラブルの走行を続けています。 |
最後のPITインに向かう78号車 |
しかし、その33号車にも、レース終盤に目の前を射程距離内で走っているマシンが1台だけありました・・・。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 新宅選手がスターティングドライバーを務める#78・WW2 RX−7。チーム・テスタスポーツのメンバーに見送られて、バラエティ豊かな41台ものマシンを前方に見据えながら富士Super−TECのローリングLAPに旅立って行きました。
果たして、いざグリーンフラッグが振られると、私達チームメンバーの抱いていた密かな確信を裏付けるかのように、78号車は胸のすくような追い上げを開始していったのです。
★78号車の順位の変遷(1スティント〜3スティント)★
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夕陽にすっかり照らされて、オレンジ色に染まった富士スピードウェイ。気付けば10台以上ものマシンが既に戦列を離れていましたが、クラス3の7台は全車が元気に周回中。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 待望のゴール時間が間近に迫るにつれ、私達チーム・テスタスポーツのメンバーは一人また一人とPITを離れ、4時間もの間ずっとタイム計測&サインマンを担当してくれた佐竹さん、Kojiさんと一緒に、ストレートを駆け抜けるマシンの姿をPITウォールから追いかけ始めました。 |
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★チェッカーを受けたクラス3勢★
★総合6位(139周) #15・C−WESTアドバンRX−7 |
★総合7位(138周) #27・WAKO’S BMW M3 |
★総合10位(137周) #14・科芸専エクシーザ村松建具RX−7 |
★総合16位(134周) #71・PowerMagiC RX−7 |
★総合18位(133周) #33・BPビスコガンマRX−7 |
★総合20位(133周) #78・WW2 RX−7 |
★総合34位(106周) #31・ジャラーナTGCシルビア |
Super−TEC
決勝正式結果は→こちら
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