TOMICAとモータースポーツ

 

PORSCHE 962C (WSPC&JSPC)
 〜 No.F36-3 PORSCHE 956 〜 (S=1/66)



 ’80年代のグループCカーレースの王者に君臨し続けたポルシェ956/962C。その956が日本初上陸を果たしたのは1983年のことです。元ポルシェワークスドライバーのV.シュパンと藤田直広のコンビのISEKI・トラストポルシェが国内耐久で無敵の強さを誇りシリーズチャンピオンを獲得。これ以降、ポルシェは1989年まで6年連続で日本の耐久シリーズチャンピオンを獲得するのです。
 この間に、市販956マシンを購入した多くのプライベータが相次いで国内戦に参戦し、様々なスポンサーカラーをまとった鮮やかなポルシェのグループCマシンが激しい戦いを繰り広げました。

 85年には956から962Cへとマシンも進化し、年々激化する国産メーカーマシンとの争いに、ポルシェ本社からのサポートも次第に強化されていきました。
 ’80年代終盤から’91年頃にかけては、耐久レース界最大のイベントであるル・マン24時間レースにおいても、ヨーロッパのセミワークス格の有力チームとジョイントして日本のプライベーターチームが参戦する姿や、日本企業がスポンサードする海外チームのマシンが数多く見られました。

 トミカではレギュラーモデルだったF−36・ポルシェ956をベースにして、スポンサー企業やミニカー専門店の特注版として数多くの962C仕様が存在します。そのなかで、以下に紹介する私の962Cは、レース観戦で訪れたサーキットの売店に陳列されていたモデルを買い集めたものです。



'89 JSPC
フロム・エー・ポルシェ962C

'89 Le Mans 24h
ケンウッド・ポルシェ

'89 Le Mans 24h / JSPC
伊太利屋・ポルシェ
伊太利屋ポルシェは、セミワークスとして有名な独・ヨーストレーシングがアルファレーシングとジョイントした1989年のもの。ル・マンではB.ウォレックとH.シュトゥックの最強コンビが9号車を総合3位に導いた。ケンウッド・ポルシェはお馴染み高橋国光選手がドライブ。アルファ・ポルシェは日本のプライベータチームとして1990年のル・マンで総合3位入賞という快挙を達成したマシン。

'89 Le Mans 24h / JSPC
武富士・ポルシェ962C

'89 Le Mans 24h / JSPC
オムロン・ポルシェ

'91 JSPC
タイサン・KLEPPER・ポルシェ

'90 Le Mans 24h
アルファ・ポルシェ962C