Old tomica



1972年(昭和47年)
(登場:32種)(絶版:3種)






 1972年には30種類を超えるニューモデルを投入し、トミカシリーズは一気に60台体制へと膨らみました。そのバラエティも救急車、清掃車やバキュームカーといった生活密着型の車両から、ブルドーザーやホイルローダーなどの建設工事車両までウンと幅が広がりました。
 ちなみに、この年に登場したNo.63−1・古河ホイルローダーは、2000年現在もいまだに現行モデルとして販売中という最長老モデルです。

 乗用車系の異色モデルとして、既存モデルのルーフ部にプラスチックのスキーキャリアとサーフィンキャリアを載せたモデルが独立した番号を与えられ、それぞれNo.48−1・サニー1200GXおよびNo.49−1・ホンダ1300クーペとして登場しましたが、いずれも1年〜2年で姿を消しています。また、同じく既存モデルに子供向け人気TV番組のキャラクターシールを貼ったモデルも登場しました。No.75−1・コスモスポーツマットカーとNo.79−1ギャラン10−4−10−10の2台がこれに該当しますが、翌1973年から「マスコミトミカ」として独立したシリーズ(全12台)を形成したため、本シリーズからはあっという間に姿を消すことになりました。この4つの短命モデルは入手が非常に困難です。

 1970年の発売開始以来、次々に新しいモデルナンバーを与えてラインナップを増やしてきたトミカですが、この年をもってNo.4−1・クラウンパトロールカー、N0.27−1・クラウンファイアチーフカー、No.28−1・クラウンタクシーに代わり、6月に発売された新型クラウン(No.32−1)をベースにしたNo.4−2、No.27−2、No.28−2が登場し、ここにトミカ初の「第2世代」モデルが誕生することになりました。つまり、前述の旧型クラウン3台が最初の絶版モデルとなったわけです。

33-1 セドリック '72.1〜 '75.5 HONG KONG
38-1 ハイエース保冷車 '72.2〜 '77.1
48-1 サニー1200GX スキーキャリア付  〃 '73.5
49-1 ホンダ1300クーペ サーフキャリア付  〃 '74.1
39-1 ハイエースレッカー車 '72.3〜 '77.11
50-1 ハイエースファームトラック  〃 '77.2
31-1 トヨタ EX−7 '72.5〜 '79.12
43-1 トヨタ センチュリー  〃 '87
75-1 コスモスポーツ マットカー  〃 '74.4 マスコミトミカへ
32-1 クラウン '72.6〜 '75.10
34-1 マツダ RX−500  〃 '79.8
46-1 マツダ ライトバス  〃 '78.12
79-1 ギャランGS10−4−10−10 '72.7〜 '74.4 マスコミトミカへ
28-2 クラウンタクシー '72.8〜 '77.1
35-1 いすゞエルフ ダンプトラック  〃 '80.11
47-1 セドリックワゴン  〃 '76.11
55-1 バモスホンダ  〃 '76.1
4-2 クラウンパトロールカー '72.9〜 '75.11
27-2 クラウンファイアチーフカー  〃 '75.12
36-1 いすゞエルフ清掃車  〃 '80.12
37-1 いすゞエルフバキュームカー  〃 '77.8
40-1 トヨタFS55V型救急車  〃 '92
61-1 川崎重工ロードローラー  〃 '78.7
51-1 三菱コルトフォーミュラF2000 '72.10〜 '79.9
57-1 トヨタRH18V型救急車  〃 '81.6
76-1 セドリックワゴン道路公団  〃 '76.4
42-1 ダットサン1300トラック '72.11〜 '76.6 HONG KONG有
56-1 ハイエースキャンピングカー  〃 '77.6
70-1 小松ブルドーザD65A  〃 '76.5
77-1 セドリックワゴンパトロールカー  〃 '77.1
63-1 古河ホイルローダー '72.12〜 現行
78-1 セドリックワゴンファイアチーフカー  〃 '77.6