Old tomica



1970年(昭和45年)
(登場:7種)

 トミカが発売開始された記念すべき1970年には、乗用車のみ計7台のモデルがリリースされています。
 この中でもっとも長寿だったモデルはNo.5−1のトヨタ2000GT(後列左)で、1981年までの約11年間にわたり生産が続けられました。私が本格的にトミカのコレクションを始めたのが1979年頃ですから、当時はまだ現役モデルとして堂々と売り場に陳列されていたのをよく覚えています。
 逆に短命だったのがNo.4−1のクラウンパトロールカー(=2年1ヶ月)。登場後すぐに実車のフルモデルチェンジがあり、トミカでは72年から新型のクラウンをリリースしました。この結果、No.3−1のスタンダードモデル(前列右)は74年まで継続生産されたため当分は新旧クラウンの並売状態が続きましたが、パトロールカーの方は新型の登場(No.4−2)と同時に即製造中止となったので、No.4−1はとくに入手困難なモデルとなっています。
 そのクラウンパトカー以外のモデルは一応写真に並んでいますが、残念ながらその多くは絶版となる直前の最終仕様モデルです。1970年8月の発売開始当初はパトカーを除くすべてのモデルで2〜3種類のボディカラーを用意していましたが、そのほとんどが発売後間もなく姿を消しており、これらは貴重な初期トミカの中でもとくに稀少なバリエーションとされています。

1-1 ブルーバードSSSクーペ '70.8〜 '74.8
2-1 コロナマークUハードトップ  〃 '75.4
3-1 クラウンスーパーデラックス  〃 '74.10
4-1 クラウンパトロールカー  〃 '72.9
5-1 トヨタ2000GT  〃 '81.9
6-1 フェアレディZ432  〃 '76.2
7-1 ホンダ1300クーペ9 '70.11〜 '75.1