ミッドレーサー・カスタマイズ記




大変長らくお待たせしました…(笑)

ここでは、私の手による

自作ミッドレーサーのお披露目をいたします!




ALL MAZDA 767B & MAZDA 787B


 JSPC(=全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権)観戦に明け暮れた学生時代の私。当時、よくメインスタンド裏の売店で様々なグッズと共に発売されていたのがミッドレーサーでした。これはゼンマイ仕掛けで俊敏に走るオモチャで、ちょっとサイズの大きい「チョロQ」というとわかりやすいでしょう。市販車のモデルが中心でしたが、グループCマシンを始めとするレーシングカーも幾つかの種類をラインナップしていたと記憶しています。

 私がよく訪れたマツダスピードの売店には、レナウンのスポンサードを受けたカラフルな「マツダ767B」が並べられていました。早速購入した私は、愛車のダッシュボードと自分の部屋に一台ずつ飾っていました。

 マツダがル・マンに優勝した91年のオフシーズンのある日、私はふと市販仕様のカラーリングだけでは物足りなくなり、「せっかくだから全部造ってやろう!」と思い立ち、プラカラーとベース車を大量に購入して、せっせと製作にかかったのでした。その時の作品が上の写真に写っている精鋭達というわけです。
 製作といっても作業の大半は塗装とステッカー貼りなんですが、結局、特殊なスポンサー・デカールという厚い障壁が立ちはだかり、平易なものこそ「手書き」で対応したものの、思ったほど生産台数は増えませんでした。



 私はこのクルマ達をケースに入れ、今も部屋の片隅に飾っています。あれからじつに7年ほど経ちますが、じっくり眺めていると、今でも当時の様子をまるで昨日の事のように思い出すことができます。
 …ジリジリとした真夏の日差し、焼けたタイヤや焦げたオイルの匂い、お腹に響く爆音や耳をつんざく金属音、レース中になぜか爆睡してる友人達、往復の中央道の大渋滞…。

 と、私を少しばかり「思い出モード」にさせてくれるこのマシン達。月並みな表現ですが、まさに「青春の一ページ」と言えるものですね。


せっかくお越しいただいたので、
暫し私の「作品」にお付き合いください…。

 



これがベース車となったオリジナルのミッドレーサー2台。
チャージ・マツダ767B(左)と
レナウン・マツダ787B(右)

実は両車ともカウルは全く同じ。ちょっと残念!





作品その1:「89年ル・マン」

(左) マツダ767B (89年WSPC仕様)
(右) チャージ・マツダ767B

201号車は完成度が高くて「お気に入り」の一台!
(フィニッシュライン・ロゴはスキャナーで作成)






作品その2:「91年SWC」

(左) レナウン・マツダ787B (ル・マン24時間レース仕様)
(右) アンフィニ・マツダ787B (最終戦・オートポリス仕様)

  リアウィングのアンフィニロゴはMS−8のカタログ裏から…






作品その3:「91年JSPC」

(左) NWB・767・トライデント (アムゼ・レーシング)
(中) レナウン・マツダ787B (富士500マイル仕様)
(右) アレクセル・767B・フォード (チームTAKU)

静マツのNWB車はなんと全部手書きロゴ!
(遠目がイチバンですね…)






最後にもう一度全員集合!