トミカリミテッドヴィンテージ
TOMICA LIMITED VINTAGE






LV-42 Mitsubishi Debonair 
 
 トミカリミテッドヴィンテージの誕生から3年、やっと三菱車が登場してきました。5ナンバー枠一杯の堂々たるモノコックボディに、直列6気筒OHVツインキャブの2Lエンジンが与えられた高級乗用車のデボネアです。米国人ハンス・S・ブレッツナー氏による個性的なデザインは、1964年のデビュー以降じつに23年間にもわたり変更されずに、三菱のフラッグシップカーとして威厳と風格を保ち続けたのは有名な話です。
 LV−42では1964年式の初期型、LV−43では小変更を受けた1965年式と、微妙に年式の違う2種類を同時モデル化するという新しい試みがなされていますが、何れのモデルも、デボネアらしい独自の佇まいを巧みに表現しています。1965年の小変更では、前後に配置していたスリーダイヤの丸型マークを廃止、フロントには代わりに「DEBONAIR」文字入りのエンブレムが採用されましたが、当然ながらこのポイントはモデルできっちりと押さえられています。ボディの随所に散りばめられたメッキモールについても精度の高い塗り分けがしてあります。あえて難点を挙げるとすれば、バンパーがメッキでなくて塗装処理であることと、ホワイトリボンタイヤの輪郭の精度が少し甘いことくらいです。TLVらしく重厚感は満点なのですが、その分、相対的に高級感の演出が僅かに足りないという感じですね。ちょっと欲張りな指摘ですが。
 1964年式は黒ボディ、1965年式は白ボディで、’07年3月末に発売されました。

LV-42a.        
2007.5.5 購入 New!!         

LV-43 Mitsubishi Debonair 

 

LV-43a. 白    
2007.4.14 購入 New!!