トミカリミテッドヴィンテージ
TOMICA LIMITED VINTAGE






LV-41 Toyota Toyoace 
 
 暫く日産系のリリースが続いたトミカリミテッドヴィンテージ、久々の登場となったトヨタ車は、廉価な4輪トラックとしてオート3輪を駆逐したことで有名な小型トラックの元祖・トヨエースです。1959年に登場した二代目トヨエースは、初代のデザインイメージを踏襲しつつも、エンジン搭載位置をノーズ部分からシート下へ移し、コラムシフトの採用で乗車定員を3名とするなど、キャビンの利便性を著しく進化させたモデルです。最初は1000ccのS型エンジン(33ps)でしたが、途中P型(45ps)を経て1961年には1200ccの2P型エンジン(55ps)に換装され大幅にパワーアップ、1963年に追加された1.5トン積み車では1500ccのR型エンジン(60ps)が搭載されました。特徴的な平面構成のキャビンデザインは、トヨタライトトラックとして1954年に発売された初代以来のもので、三代目が登場する1971年まで17年間も継承されました。
 LV−41では1.25トン積み車(PK30系)をモデル化していますが、箱絵はフロントグリル形状から1963年型のPK30、モデルのフロントグリル形状はそれとは違って1965年式のPK31、となっているのがやや不思議です。とはいえ、2灯式ヘッドランプが醸し出す素朴な雰囲気の表情や、3人掛けシートが載ったキャビン内の忠実な造形など、ダイキャスト製にして重厚感満点の荷台部分も相俟って、なかなかの精密感を醸し出しています。
 白とマルーンの2トーン、白/青の2トーンの2種類が’07年2月末に発売されました。

LV-41a. 白/マルーン LV-41b. 白/青  
2007.3.4 購入 New!! 2007.3.4 購入 New!!