●LV-29 Mazda K360 キャロルとともに登場してきたマツダの軽自動車モデルは、お馴染み「けさぶろう」ことK360でした。トミカリミテッドヴィンテージではダイハツCOに次いで2台目となる3輪トラック、もちろん軽三輪としては初です。大ブームを巻き起こしたダイハツミゼットが開拓した軽三輪市場に向けて、東洋工業がいち早く投入したのがこのK360でした。V型2気筒エンジンをミッドシップマウントしたことが最大の特徴で、鋼製キャビン/丸ハンドル/2灯式ヘッドランプの採用は、この時点でライバル・ミゼットをリードするものでした。1959年の発売開始から約4年半後の1964年1月、マイナーチェンジでルーフが幌から鋼製となり、リアコンビランプも新デザインになりました。 今回、私が最も感心したのはフロントマスクの出来映えで、クリアパーツとしたヘッドランプ、その下方で巧みに塗り分けられたウィンカー、そして別体のフロントバンパーが見事に調和して、ほぼ完璧にけさぶろうの愛らしい表情を再現しています(ワイパーの待機角度が違うのが惜しいですが)。個人的に、いくらモデルの質感や造形が良くても、文字通り「顔」となるフロントマスクがしっくりこないと興ざめしてしまうのですが、このK360に限っては全くそんな心配はありません。さらに、ダイハツCOで気になったキャビン底面の妙な膨らみも皆無で、遠くに置いて眺めてもK360らしい素朴な佇まいを見せてくれます。 標準車(青)、郵便車仕様(赤)の2モデルが’06年4月末に発売されました。 【追記】2007年3月、トミカリミテッドヴィンテージ3周年を記念したトミカショップ限定カラーとして、ピンクが発売されました。 |
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LV-29a. 青 | LV-29b. 郵便車 | LV-29c. トミカショップカラー |
2006.4.29 購入 | 2006.4.29 購入 | 2007.5.18 購入 New!! |