トミカリミテッドヴィンテージ
TOMICA LIMITED VINTAGE






LV-18 Toyopet Crown JH-car 
 
 トミカの醍醐味のひとつにバリエーションの豊富さがありますが、それはカラーリングの違いだけに留まらず、パトロールカーやタクシー、ファイアチーフカーといった特殊車両の派生もまた一興です。リミテッドヴィンテージシリーズでは、第一弾のセドリック/クラウン/グロリアでバリエーションの中に特殊車両が追加されましたが、今回は堂々と専用No.を引っ提げての登場となりました。1967年に発売された三代目クラウンのバンボディをベースにした道路公団車がLV−18、パトロールカーがLV−19でリリースされました。
 実車は三代目クラウンの直線的なフォルムを生かした伸びやかな2BOXスタイルが特徴で、厳密にはワゴン仕様とバン仕様が存在します。モデルではリアサイドウィンドウのプロテクトバーが描かれているので、私はバン仕様と判断しました。先代クラウンまでは商用車にはマスターラインという別名称が与えられていましたが、この代からクラウンの名称に統合されています。ただし、直6エンジン搭載のMS56Vか、直4エンジン搭載のRS56Vかまでは、さすがに判別不能でした(笑)。
 この三代目クラウンは、かつてトミカ日本車シリーズでもセダン(スーパーデラックス)がモデル化され、パトカーやタクシー等、豊富なバリエーションで展開されたので、すっかりお馴染みのモデルです。トミカ版のスケールも1/65でほぼ同じだったわけですが、やはりクオリティレベルは圧倒的にヴィンテージ版に軍配が上がります。とくに、フロントグリル&ウィンカー周辺の緻密な表現、ドアサッシやキャラクターラインの精巧な再現は何回見ても感心させられるほどの素晴らしい出来ですね。
 道路公団車、パトロールカーともに’05年11月末に発売されました。

LV-18a . 道路公団車
2005.12.11購入

LV-19 Toyopet Crown Patrol-car 
 
LV-19a.  パトカー(大阪府警)
2005.12.11購入