「かざらないから、好き。」と言うあなたが好き。
フィリップモリスワンのCMの中山美穂さん。大好きです。愛しています。      

実際に逢ったことのない、テレビのなかでしか知らないあなたを、愛してる、だって。
キモチの悪い男だな、俺は。でも、好きだ。
脇で煙草吸ってる奴なんてどーでもいい。わたしとつきあいなさい。
本当はファンクラブにでも入って直接あなたにこのファンレターを送りたいんだけど、できない。もーこの歳じゃーできん!
煙草屋の自動販売機に貼ってあったあなたのポスター、もらってきました。
美人だ。美しい。奇麗だ。
テレビのCMもなんとか録画してやろうと、今、企んでます。
「かざらないから、好き。」その声が聞こえるたびに、俺はパソコンの画面から90度首を横にまげて脇のテレビ画面を見つめてる。
仕事が中断して15秒間、その姿勢で硬直している。
あんまり俺がほめるもんだから会社の女の子があなたのポスターくれたよ。
いま、部屋にあるのと同じやつだ。ありがたく頂戴したけど。
そんなわけでいま、帰ってくると美人のあなたがふたり、東側の壁でならんでる。
女の写真を貼るのは好きじゃなかったんだけどな。
それに、煙草はマイルドセブンしか吸わない俺がフィリップモリスを買おうかどうか真剣に悩んでるくらいだ。
お願いだから俺に言ってくれ。
「お酒をやめてね。からだに悪いから。」
100年間だって、やめてやる。
いかん。いかん。話し方が偉そうになってきた。すみません。

えーと、なにが言いたいかといえば中山美穂さん、大好きです。(もう、言ったか。)
何回でも言ってやる。好きだ、好きだ、好きだ。
あんな緑のなかで自転車おして、あなたとふたりでならんで歩いていたら、どんな煙草でも爽やかで、健康によさそうだ。
こんど、千葉マリンスタジアムでロッテ、オリックス戦を観ませんか?いっしょにナイター観戦しましょう。

横にいるだけでいいですから。(これはポスターくれた娘に言おう)
それにしても、
「かざらないから、好き。」耳にこだまする。
これはもしかして、一種の催眠術かもしれない。
食事がすんだらどこからか、声がする。「かざらないから、好き。」
朝、トイレから出てくると背後の便器から声がする。「かざらないから、好き。」
仕事を終えて、一息すると、「かざらないから、好き。」
からだが、一服したいと要求するとき、必ず聞こえる、「かざらないから、好き。」
煙草会社とCM会社が共謀して俺にフィリップモリスを吸わせようとしている。
これは、陰謀だ。全国の中山美穂ファンは俺と同じ幻聴を聞いてるに違いない。
でも、いいや。あなたになら、だまされてもいい。
あっ、ごめん。だまそうとか、そんなつもりは全然ないですよね。
ひさしぶりにあなたの姿を見るきっかけをつくってくれたCMには素直にありがとうと、言いたい。
「かざらないから、好き。」
「俺は、もっと好きだ。」
と、こんなこと、ここに書いてもしょーがないんだけどね。

                   
                 かざらないから、好き。  


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