日記帳(ニック帳)
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夏の名残り。
八月の中ごろから自宅周辺には太鼓の音が聞こえ始める。九月に催される祭の準備である。商店街の道には提灯が灯される。
昔ながらの寂れた商店街だからチェーン店などなく、普段は夜になると暗い通りなのだが、そのおかげで提灯の明かりが際立って、郷愁があってよろしい。
今年の夏は何年ぶりかで、海に行かなかった。大阪湾は綺麗ではない。東京湾に劣る。東京-千葉時代みたいに、休日に海で黄昏れたいと思ったときには、和歌山県まで行かねばなるまい。
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