2.文明の危機とは

      1、自然環境
      2、大量破壊兵器
      3、人類社会の状況      

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地球文明の存続について今予想外の速さで危機が迫っている。それは大量破壊兵器の危機でもなければ巨大隕石の落下でもない。

地球文明を今危機に陥れているものに、次のような分野があり、人類生存の為にはこれらを解決して行かなければならない。
1、地球環境を人間の生存不可能にする自然環境破壊
2、一発が人類一掃につながる大量破壊兵器
3、極端な不均衡と敵対関係による社会の秩序破壊
危機をもたらすもの
1.自然環境破壊(利害が調和を遠ざける)

 環境破壊の進行、資源乱獲と枯渇
2.大量破壊兵器(原爆と原発は一卵性双生児)

 核兵器、生物兵器(遺伝子操作)、化学兵器
3.社会秩序破壊(利害が人類愛を押しつぶす)

 国際秩序の危機、国内秩序破壊、テロの横行
これらは全て人類がもたらしたものであり、その行動の結果である。今や行動の根底にある生き方、考え方を根本から見直すべき時である。自分たちの豊かさだけを追及していては、世の中を危うくする時代に我々は生きているのである。影響が計り知れない地球の温暖化、枯渇が危惧されるエネルギー資源や食料資源の乱用など、事態は深刻化している。

危機的状況が指摘されて久しい大量破壊兵器は、核兵器、生物兵器、化学兵器などであるが、世界の核兵器保有量は2万発と言われ既に世界と人類を破滅させるに十分な量と質を備えている。これらは事故、狂気、テロなどによる暴発の危険を孕んで世界に拡散を続けており、最も懸念されるのは、実際に使用するきっかけが起きることである。

世界の秩序が不安定になっている。10億人を超えた世界の飢餓人口、国家間の富の偏在、拡大する個人の貧富の格差などが背景にある。

このような地球的危機に科学技術の進歩が関係していることは明らかである。しかし科学技術の進歩は人間の知的進化そのものであり、これを否定すれば人間の進化の否定につながって、そこからは決して前向きの生き方は出てこない。むしろ科学技術の進歩は、その応用の仕方に問題があると考えざるを得ない。

このような危機の背後には科学技術の暴走と同時に、人間のあまりに幼い倫理水準がある。人を殺さない、だまさない、盗まない、性をもてあそばないなど最も基本的な倫理上の問題について考えても、有史以来人類はこれを犯し続けてきたのである。特に昨今では、国をリードして行くべき政治家や社会の要職にある者の腐敗堕落、残虐な殺人や犯罪の横行、性道徳の乱れと家庭の崩壊、武器兵器の氾濫、テロや局地戦争の頻発など、どれを取っても地球人類の倫理レベルの低さを表していて放置できる状態では無い。 

その反面人間の知的側面は近年急速に進み、特に科学技術は倫理的理想とは無縁の発展を遂げて来た。これは何も科学者や技術者だけの責任ではなく、政治や経済の指導者が科学技術の成果を利用する立場にあって、倫理よりも利益に関心があったためであり、また科学者や技術者の大半が自然や人間社会の調和維持に対してあまりにも無関心なまま科学技術を高度化させて来たためである。

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