|
|
LL-390
20世紀フォックス映画「史上最夫の作戦」 (サウンド・トラック)
史上最夫の作戦マーチ
(A面)ミツチ・ミラー楽団
(B面)ミツチ・ミラー合唱団
|
「史上最大の作戦」で描かれるノルマンジー上陸作戦は、第二次世界大戦において連合軍側に徹底的勝利のチャンスを与えた戦闘で、1944年6月6日を中心とし、4日間の攻防戦がフランスの西北、海に面したノルマンジーで行われた。かねて連合軍の上陸を予想していたドイツ側はオランダから南仏にかけて、60個師団、100万の兵を配置していた。海岸線には野砲、沿岸砲が並び、400方個の地雷、水中の機雷や障害物。さらに120基地のレーダーという要塞を敷いて待機していた。一古連合軍側の配置は英米仏、170万、80個師団。車36万5千台、飛行機1万1千機、艦船4千、舟艇8万という布陳だった。この作戦はアメソカをはじめとして、連合国側にもドイツ側にも永遠に忘れることの出来ない歴史的事実であった。この歴史的事実をドラマティックに綴ったコーネリアス・ライアンの原作小説は、発表と同時に200万部を売りつくすという世界的なベスト・セラーとなった。この映画の製作者ダリ・F'・ザナックはこの映画権を買った時、従来の戦争映画の構成をうち破ることを計画、44大スターの共演と5大監督、4大作家の脚本執筆という空前の壮挙をなしとげたのであった。ロケはノルマンジーの現場で6ケ月間行われた。撮影のために集められた兵士用のエキストラはワンシーンの撮影に5万名という空前の数に上り、英国が上陸当時に使った上陸用舟艇を3万、海に連ねたという。それを20台のヘリコプターで撮影したのであるからいかにもダイナミックなのであったか想像がつく。これは映画のサントラで、ポール・アンカ作詞作曲の主題歌を、ミッチ・ミラー楽団、合唱団が勇壮なマーチで聞かせる。米国コロムビアの文芸部長という重職にあると同時に、オーボエの名手として活躍を続けでいるミッチ・ミラーは、1911年ニューヨークの生れである。15才でロチェスター交響楽団の独奏看としてデビューした。その後、12年間にわたってCBS交響楽団の独奏者として活躍したが、1950年ポピュラー部門の吹込みディレクターとしてコロムビアに入社、クルー二一、トニー・ベネット、ジョーン・ウェーバー等をスタ.一に仕立てたり、自から編曲指揮をして「クワイ河マーチ」を初め、数々のヒット曲を世に送った。
|
|