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フランス・パリ・フィルム大作
日本ヘラルド映画配給
「太陽はひとりぼっち」主題曲
太陽はひとりぼっち
L!ECLlSSE (Giovanni Fusco)
コレット・テンピア楽団 Co1le'tto Tempia and his Orchestra
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たそがれ迫る、とあるひととき、ふと心をかすめる一抹の不安、はてしない深淵をのぞきみたような漠とした不安な空虚感---この主題曲は、そんなうつろな気持を思い出させ、そして不安と焦燥の影を落す現代人の孤独な魂に強烈な訴えを持ったツイスティング・ブルースです。
演奏も、現代人の心に最もアッピールすると云われるテナー・サックスをフィーチユアして、極めて印象的なものです。
作曲は「さすらい」「情事」など、アントニオーニ監督の作品には必ず起用されているジョバンニ・フスコ。彼はイタリアのヒット・パレードのトップにランクされたフランチェスコ・マゼリ監督の「太陽の誘惑」の主題歌(原題”What A Sky”唄・ニッコ・フィデンコ)も作曲しており、近年目ざ'ましい隆盛を迎えたイタリア映画音楽の若手作曲家の旗頭として大いに活躍しております。
B面「ほがらかに鐘は鳴る」はウィーン少年合唱団が総出演し、白銀輝くチロルの山々を背景に美しい人問愛と大自然にとけこむ音楽のたのしさを描いた同名オーストリア映画の主題曲。原曲はフランスのジャン・ビラールが45年に作詞・作曲した「三つの鐘」 "Les TroisC1oches"で数年前、アメリカのザ・ブラウンズのコーラスにより「谷問に三つの鐘が鳴る」のタイトルで大ヒットしたメロディーです。風光明媚なチロルの山々を写し出したタイトル・バックに、そして劇中、ウィーン少年合唱団の先生に扮したイタリア出身の人気歌手テディ・レーノによって歌われ、まったくこの映画のために作られたのではないかと思われるほど、効果的に使われております。
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