9/22 (MON)
昨日一日でもうパレルモ観光は済ませてしまったような気分で、さて今日一日どうやって過ごしたものか、実のところ今こうして書いていて(2004年の年明け)よく思い出せないのだが、とりあえず裏道を旧市街方面に向かい、ローマ通りに再び出るとまたサン・ドメニコ教会に出会う。この派手な教会は17世紀の建造物でパレルモにおけるバロック建築の傑作であるそうだ。なんとなく迷い込んだこの教会の横の路地(教会に向かって右手)はローマ通りからは見えないが、巨大な市場になっていたのであった。肉、野菜、果物、海産物、ずらっと並んでカラフル、店先の生のエビを勝手につまんでいくお兄さん発見、うーむ、パレルモ人は刺身を食べるのだ。
さらにVia RomaとVia Maquedaの間の路地にはまた別のマーケットが大展開していたのであった。こちらは衣料品が中心であるが、雰囲気的には、そう、台北の夜店にとてもよく似ている。ほとんどそのまんまと言ってもいいかもしれない。ニセブランド商品、違法コピーCD、そしてその活気。
晩飯はホテルでどこか紹介してもらったのはホテル近くのリストランテ。月曜休業のリストランテが多いそうである。料理は忘れてしまったけれど、シチリア産のカヴェルネ・ソーヴィニオンの赤ワイン、これは今でも舌が覚えているほど美味しかった。
|