出発の前に

今年はまた南の海のリゾートに行きたい、というのが基本のコンセプトでした。
シチリアにも一応行ったし、ナポリ湾の島もいくつか渡ったし、
そうだ、サルデーニャには世界有数のリゾートがあるというではないか、
シチリアに次ぐ大きな島には是非一度、
という展開になり、調べ始めたのです。
しかし、この島についての情報はあまり見あたりません。
D・H・ロレンスの「海とサルデーニャ」(晶文社)という紀行も読み、それなりに面白かったのですが、現代のツーリストに役立つ情報とは言えませんでした。
タヴィアーニ兄弟の映画「父 パードレ・パドローネ」のビデオも見ましたが、サルデーニャの自然は厳しいということはわかりましたが、これもリゾートの参考にはなりません。
インターネット情報(イタリア語総合サイト、サルデーニャ州公式サイト) もざっとあたってみましたが、どうもいまひとつぴんときませんでした。
で、なんとなくわかったこと。
(1)島の中の交通の便はとても悪い
(2)エメラルド海岸Costa Smeraldaはあまりに高級すぎて庶民には縁遠い
(3)先史時代の遺跡ヌラーゲがあり、世界遺産に指定されているものもある
(4)海はとてもきれいである
(4)ウニが旨い
以上より、
ヌラーゲというものを一応見ておく
できるだけ移動を少なくする
エメラルド海岸はあきらめるがリゾートはする
ウニを死ぬほど食べる
という戦略に基づき、十分検討する・・・ことはできず、
結局はばたばたとスケジュールを組みました。
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